2017年5月27日土曜日

闘いなくして安全なし No.121

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFOTNZYksyZzA5ajQ/view?usp=sharing


地域から鉄道を奪うな
JR千葉支社
地域の生活・鉄道の安全犠牲に利益追求

 今年4月にJR千葉支社が作成した17年度の実行計画の、「厳しい経営環境」と題するページには、さらなる列車切り捨ての狙いが表れています。

「列車切り捨て」ありき
 その中では、「千葉以東線区の輸送」と題して、沿線の人口減少を取り上げています。
 そして、「課題」を、「人口減少に直面する千葉以東において、交流人口を増やすため、どの様に「コトづくり」をすすめるか」としています。
 しかし、そこに描かれた図には、会社の意図がはっきり示されています。沿線人口について、「首都圏70~80キロ圏外」の部分だけを切り離して調査しているのです。
 同じ路線にもかかわらず、乗客の多い首都圏に近い部分を切り離して乗客を数える。それは、「乗客が少ないから列車を切り捨てていい」という結論ありきの方法です。

鉄道切り捨てが地域を破壊

 しかも、これまでJRがダイ改ごとに列車切り捨てを進めたことが、地域での生活を破壊してきました。
 例えば、14年のダイ改で久留里線は、列車が5時間以上も来ないほど削減されました。そして、16年には沿線の3つの小学校と、4つの中学校の統合案が示されました。JRは自ら地域を破壊しておきながら、それをも口実にさらなる列車削減を進めてきたのです。
 JR東日本は、大規模駅の改修工事やビル建設には巨額のお金を使い、毎年のように史上最高益を更新しています。その一方で、「儲からない」列車は切り捨て、コスト削減のために全面外注化を進めています。
 鉄道は公共交通機関です。地域の生活も鉄道の安全も犠牲に、利益だけを追い求める会社の姿勢は、絶対に認められません。

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