2018年12月27日木曜日

外注化阻止ニュース 第406号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka406.pdf


山手線で自動運転試験
闘う労働組合を職場に取り戻そう!

ドライバレス運転への布石


 JR東日本は、ダイヤが乱れた場合の遅れ回復や、天候による速度制限などにも対応できる自動運転システムを開発すると言っています。
 現在は国家資格を持つ運転士の乗務が義務付けられており、無人運転ができるのは、線路に踏切がなく高架やトンネルのみで人が立ち入れない構造になっている場合や、全駅にホームドアが設置されている等の条件を満たす場合に限られています。車両もゴムタイヤの新交通システムやモノレール、リニアに限定されています。
 しかし深澤社長は自動運転に関して、「国土交通省と規制の内容についても相談したい」と公言しましています。国交省も基 準見直しの検討を始めています。
 すでに、ドライバレス運転に向けて具体的な動きが始まっているということです。仮に山手線だけで自動運転となった場合でも、数百人規模の乗務員削減が強行されかねません。

別会社化攻撃を阻止しよう


 これまでJR東日本は、駅員をはじめ、様々な職種の労働者の要員を削減してきました。そして自動運転などをテコに車掌と運転士の大リストラを開始しようしているのです。
 3月ダイ改で強行しようとしている乗務員勤務制度改悪はこれと一体です。ラッシュ時間帯に短時間行路を導入し、支社課員までも運転士として動員することで極限的な人員削減、労働強化を強制しようとしているのです。


 すでに会社は、「輸送サービススタッフ」という形で、運転士でも車掌でもない〝保安要員〟程度の位置づけにする狙いを隠しません。そうなれば、鉄道業務のすべてを別会社化する道が開かれてしまいます。
 会社はこのために東労組解体に乗り出したのです。今こそ闘う労働組合が職場に必要です。労働組合が闘えば、こんな攻撃が通用するはずがありません。

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