2022年7月14日木曜日

外注化阻止ニュース 第589号


ローカル線切り捨て反対
「内房線と地域を守る会」が総会
窓口廃止やワンマン化に怒りの声

 内房線の特急や直通運転の削減に反対するなど地域の住民運動を進めている「内房線と地域を守る会(梅澤代表)」が7月3日、第6回総会を開催しました。

ワンマン運転での骨折事故を追及

 総会では会の活動として、昨年3月に外房線・太東駅で発生した乗客の転倒・骨折という重大事故を千葉支社がまったく公表してこなかったことについて問いただしたことなどが報告されました。千葉支社は「マスコミから問い合わせがあったので対応した」と答えるだけという、あまりに不誠実な態度でした。
 会場からもJRによる列車・地域切り捨てやワンマン運転の問題点が明らかになっているにも関わらず拡大を続けることへの怒りが次々に語られました。

◉年末までに五井駅がみどりの窓口廃止になる。千葉、蘇我、木更津、浜金谷、館山、安房鴨川にしか残らない。定期券購入やスイカの諸手続も支障がでている。
◉国で鉄道無人駅の障害者利用ガイドラインが検討されている。交通弱者への配慮の声も届けてほしい。
◉今年3月のダイ改でワンマン化された日光線と宇都宮線に乗ったが大変な混雑だ。どうしてワンマン運転を拡大するのか。
◉内房線のワンマン区間について、18時ころの
列車が非常に混雑している。増結して4両にするなどしてほしい。
◉内房線の特急を復活させてほしい。外房線は平日もある。観光上も特急は必要だ。
◉千葉から館山に行く際、木更津乗り換えだと思って3番線で待っていたら、2番線から出発して一本乗り過ごした。どこで接続するのかの案内が放送でも掲示でもない。その上、紙の時刻表もなくなった。あまりに不親切だ。

7月にもローカル線収支を公表

 JR東日本の深澤社長は、ローカル線の区間別収支を7月中にも公表すると発表しました。ローカル線切り捨ての動きが加速しています。事故や問題点が明らかになったワンマン運転も拡大しようとしています。
 列車・地域切り捨て、ワンマン運転拡大、乗務員への矛盾の押し付けに反対の声を!

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