2022年7月27日水曜日

闘いなくして安全なし No.360


運転士・車掌の相互運用反対!
6/27解明を求め申し入れ

 千葉運輸区では、「車掌業務と運転士業務の相互運用」・「乗務できる管理者の拡大」を掲げて、運転士への車掌の訓練(線見、ホームドアの扱い等)が進められています。しかし、いまだにどんな運用がされるのかも職場で明らかにされていません。

労働者の権利と安全の破壊


 現在、訓練の対象になっているのは、快速列車にしか乗らない「快速行路」といわれる車掌行路だけです。現状では、訓練した運転士が予備勤務であり、対象の行路で車掌の欠勤があった場合など、限られた状況でしか乗務させることができません。
 会社は訓練を受けさせる人や対象行路、管理者の乗務を次々に拡大し、運転士・車掌の要員を徹底的に減らそうとしているとしか考えられません。相互運用の拡大は、交番順序等をなし崩し的に破壊することになります。
 そもそも、不規則な乗務労働が交番順序表に基づいて運用されるのは労働条件や権利保護、安全のためです。好き勝手に運用することは禁じられているのです。
 1ヶ月単位の変形労働時間制で、「勤務を任意に変更してはならない」とされているのも同じ趣旨です。労働者の権利や安全を守る仕組みを破壊するなど許されません。

こんなやり方は許せない!

 会社は運転士の仕事も車掌の仕事もあまりにも軽く見ています。こんなやり方は絶対に許せません。鉄道業務と安全、現場労働者をないがしろにする攻撃には絶対反対です。
 会社は攻撃を「既成事実」のようにして現場を諦めさせようとしています。しかし会社の攻撃は矛盾だらけです。職場からの団結した闘い、闘う労働組合こそ攻撃を打ち破る力です。すべての仲間は動労千葉とともに反対の声をあげよう。


千葉運転区における乗務員の
乗務に関する申入れ(6/27)

 運転業務と車掌業務の相互運用について次の点を明らかにすること。

(1)相互運用を行う目的を具体的に明らかにすること。
(2)線見、見習いの期間、方法を明らかにすること。また、対象の行路、区間等を具体的に明らかにすること。
(3)人数規模について、明らかにすること。また、今後の展望について、具体的に明らかにすること。

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