2022年10月14日金曜日

外注化阻止ニュース  第602号


最低賃金31円上昇  CTSたった10円
世界中で賃上げ求めストライキが激増

 JR鉄道サービス(CTS)は10月1日、最低賃金の改定(千葉県は+31円で984円)に対応して時給改定を行いました。

これでは実質賃下げ

 最低賃金に抵触する65歳以降の時給、館山・鴨川・銚子事業所は20円の引き上げ、その他の事業所では契約・パート社員の時給を10円引き上げました。文字どおり法律に抵触しない最低 ラインでの対応です。
 昨年10月には20円の最低賃金の引き上げがあったにもかかわらずCTSはゼロ回答でした(今年1月に10円の引き上げ)。
 さらに今年は31円上がったのに、わずか10円の引き上げにとどまっているのです。
 毎日のようにニュースで報じられているとおり、物価は上がり生活は苦しくなる一方です。 来年春にはもっと光熱費が上がると言われてい ます。この1年で物価は2・8%も上がってい ます。物価上昇に見合う賃上げがなければ、実 質的には賃下げです。

生きていけるだけの賃金を!

 動労千葉の申し入れや団体交渉に対しても、CTSは「JR東日本が赤字」「会社の体力が ない」と賃上げを拒否し続けてきました。物価 上昇分を賃金に上乗せし、社員の生活を守るの は会社の社会的責任です。
 世界中の空港や鉄道、港湾などで賃上げを求めるストライキが激増し、賃上げを実現した労働組合も少なくありま せん。英国では10月1日に17万5千人が、5日にも鉄道会社13社9千人超の運転士が賃上げを求めて全国ス トに参加しました。
 現場からの怒りの声、会社との力関係で賃金は決ま ります。現場から声を上げ、 今こそ大幅賃上げを!


【事業所賃金(時給)改定内容】
(2022年10月~)

◉65歳以降の人の時給  + 20円
 (最低時給が980 円→1000円に)
◉館山・鴨川・銚子事業所  + 20円
 (時給が980円→1000円に)
◉その他の契約・パート社員  + 10円
 ■錦糸町 1120円 ■千葉エリア 1050円
 ■成田空港 1040円 ■成田 1030円
 ■木更津・一ノ宮 1010円
 ■銚子・鴨川・館山 1000円
 ※いずれも無期雇用者は+10円

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