2022年10月26日水曜日

闘いなくして安全なし No.371


〝廃線反対〟現地で集会
広島県三次市
「芸備線廃止反対」150人デモ

職場での攻撃と一体の廃線化

 国交省が7月末に発表した提言は、すでに既成事実として進められている廃線化を国家施策として制度化し、全面的に推し進めようとするものです。JR各社は一斉に廃線化に向けて動き出しています。
 それと一体で、職場では「鉄道部門4千人削減」「転籍・副業促進」、ジョブローテーション、職名廃止・業務融合化―統括センター化など、現場労働者も鉄道の安全もないがしろにする攻撃が始まっています。
 JR西日本も今年4月に初めて「廃線対象線区」の収支を公表しました。職場でも、他企業やグループ会社で就業できる「サブキャリア制度」=副業制度、広島に中国統括本部設置―人員削減などの攻撃を始めています。

〝地域の鉄道を守り抜くことは労働組合の課題〟

 こうした攻撃に対して、広島から声が上がりました。広島県三次市で10月10日、動労西日本の呼びかけでJR芸備線の廃線反対の集会とデモが行われ、地元の労働組合や市民ら150人が集まりました。
 集会では、呼びかけ労組の動労西日本・大江委員長があいさつにたち、「沿線の住民が土地や労力を提供してきた鉄道を簡単に廃止していいのか。地域の鉄道を守り抜くことは労働組合の課題だ。あらゆる手段を尽くして芸備線廃止反対の闘いを作ろう」と訴えました。集会後にはJR三次駅前までのデモが行われました。

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