2013年2月6日水曜日

日刊動労千葉 第7447号

総武快速線 津田沼~幕張間でまたもレール破断
千葉支社はレールの総点検を実施しろ!

04年1月6日、津田沼~稲毛間で破損したレール

 1月27日5時51分頃、総武快速線下り津田沼~幕張間、第4閉塞信号機が煽っているという事象が発生した。発生当初は、信号故障と発表されたが、その後出動した保線係員の調査によってレールが折れていることが発見された。
 この区間は、2004年頃から多発したレール破断やレールの異常摩耗が最初におきた区間であり、その後の動労千葉の安全運転闘争によって支社管内160㎞にも及ぶレール交換が行われた象徴的な区間である。
 以前、レール破断が続発していた頃、われわれが指摘した問題が時を経て、またもくり返されたのだ。あらためて弾劾しなければならない。
 それは、保線をはじめとした保守部門の全面外注化と一体でメンテナンスコストが大幅に削減された結果、保線区が統廃合され、検査周期は延ばされ、ベテラン労働者の目視による検査が検測車へと置き換わることによって、以前では考えられなかったレールが折れるという事態が発生したのだ。
 さらに車両の軽量化のためのボルスタレス台車やスピードアップにより、これらが過度な負担となってレールを痛める原因となっていたと考えられる。

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