2014年5月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第118号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


これでは安全崩壊 CTSにスト通告
採用1年、
機能保全6ヶ月で仕業検査本番ができるのか

 わずか半年余の経験しかないプロパーに仕業検査を行わせることは運転保安を無視する重大問題であるとして、動労千葉はJR千葉鉄道
サービス(CTS)にストライキを通告しました。もしCTSが5月2日以降、プロパーに対して仕業検査の本務を行わせた場合には、ストに入ります。
 外注化された仕業検査には本年4月、昨年採用されたCTSのプロパー労働者が配置されました。
 従来、JRにおいて仕業検査の業務に就くには、1年間は工場で基礎教育を行い、現場に戻ってから機能保全検査を約2年は経験を積みます。この中で、電車の基本的な構造や各機器の働きや検査方法、消耗品の交換、道具類の扱い方などの教育・訓練を行います。
 しかし、CTSには検査業務に関する技術や経験がありません。そのためCTSはプロパー労働者をJRに逆出向させて保全検査に従事させました。その期間はわずか6ヶ月の短期間。さらにCTSに戻ってから1ヶ月に満たない見習い期間で見極めを行い、仕業検査をさせようとしているのです。

プロパーをJRで採用せよ!

 CTS幕張事業所では5月2、4、5日に、新人のプロパー2人に仕業検査のペアを組ませて本番で仕業検査業務に就かせる勤務指定をしま した。
 なによりも一番の被害者は、当該のプロパー労働者です。教育らしい教育も行われず、車両の知識や研修業務の経験もない中で、不安を抱えていることは明らかです。何かあった場合に誰が責任を負うのか。プロパーたちの責任では断じてありません。一切の責任は、業務外注化 を強行したJRと、まったく技術や経験がないのに業務を受託したCTSにあります。
 動労千葉は、安全と労働者の生命を守るためにストライキに立ち上がります。JRとCTSの運転保安無視に対して、労働組合の責任にお
いて職場の怒りと危機感を結集して闘うことが必要です。業務と出向者をJRに戻せ! プロ パーをJRで採用しろ!




動労千葉の緊急申し入れ(4月28日)

1.千葉鉄道サービスがプロパー労働者について仕業検査業務等に従事させようとしていることは、運転保安を無視する重大な問題であることから直ちに中止すること。
2.千葉鉄道サービスは、採用したプロパー労働者を、自ら行う企画または自己の有する専門的な技術もしくは経験に基づいて養成することが全くできないなど鉄道業務を受託する条件が全くないことから、業務委託に関する契約を直ちに撤廃し受託した業務と出向者を直ちにJRに戻すとこと。
 また、採用したプロパー労働者については、JRで採用するように直ちに手続きを行うこと。

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