2014年6月19日木曜日

外注化阻止ニュース 第125号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


外注化を解消すれば、すべての
仲間にJRに戻る権利がある


 雇用と安全を破壊する外注化はすぐにでも解消されなければなりません。外注化が解消されればCTS(JR千葉鉄道サービス)に採用された労働者も、JRから強制出向に出された労働者も全員が仕事と一緒にJRに戻る権利があります。本来、清掃業務も含めJRが直営で行うことは当然のことです。
 その仕事のために雇われたのだから、仕事と一緒に働く者も戻るのは当然のことです。

阪急電鉄では実際に直接雇用に

 実際、阪急電鉄では、外注化の解消に伴って約840人の労働者が外注先の会社から阪急電鉄への直接雇用に切り替わりました。阪急電鉄が外注化を解消した理由は「安全強化」「偽装請負を疑われる」「迅速な対応ができない」「待遇の格差による士気低下」でした。
 阪急電鉄は、私鉄の中で先頭を切って鉄道業務の外注化を進めていた会社です。車掌業務は下請会社からの出向で、本体の労働者と下請労働者が混在して乗務していました。さらには運転士まで外注先で採用・養成する計画さえも立案されていました。しかし、外注化は解消されました。職場が成り立たなくなったからです。
 外注化が「偽装請負」という違法行為にならないためには、本体と外注先の労働者間で直接のやり取りはできません。運転指令・駅・乗務員の連携の際にも、本体会社から外注先の作業責任者を一つひとつ通さなくてはなりません。
 同じ車掌でも賃金などの労働条件に大きな格差が生じました。その格差は労働者のやる気を失わせていきました。外注化が職場を破壊した結果、解消せざるをえなくなったのです。

CTSの全業務をJRに

 外注化の目的は、どこまでも労働者を低賃金に突き落とし、会社はさらに儲けることです。それは職場をバラバラにして安全も破壊していきます。JRとCTSは今すぐ外注化を撤回し、すべての業務と労働者をJRに戻せ!

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