2020年5月12日火曜日

日刊動労千葉 第8789号

JR千葉支社・CTS対象に
本日スト通知発効!

各支部は本日より、
ただちにストに立ち上がれる闘争体制の確立を!

 動労総連合は4月26日、第34回定期中央委員会を開催し、新型コロナ感染症拡大の中で第3の分割・民営化攻撃、安倍政権の改憲・戦争攻撃と対決し、組織拡大で反撃する闘いの方針を決定した。

 その方針のもと動労千葉は4月30日、厚生労働省に対して、コロナ感染症防止に関するJR千葉支社とCTSを対象とするスト通知を行った。

 JR、CTSは鉄道を動かすことも、現場労働者を守ることも真剣に考えていない。感染対策や賃金補償を行わせる闘いが必要だ。組織拡大と労働運動復権に向けて全力で闘いにたちあがろう。

 スト通知は本日から発効だ。各支部はコロナ感染症対策について不当な取り扱いが行われた場合、ただちにストにたちあがれる闘争体制を確立せよ。



コロナ感染症拡大に対する職場からの闘い

(1)コロナ感染症は、生活条件、職場、社会すべてを激変させています。安倍政権-JRはすべてを労働者の犠牲に転嫁して乗り切ろうとしています。鉄道で働く労働者は無為無策のまま無防備に感染症にさらされています。たった一つのきっかけでも、怒りの炎が職場に燃え広がり、職場放棄が始まってもおかしくない状況です。今求められているのは、破壊され続けてきたことのすべてを奪い返す闘いです。生き抜くための闘いです。この危機を労働運動の復権に逆転させる闘いです。そうした闘いに全組合員が立ち上がる決意を固める。この立場を本定期中央委員会の最も重要な確認とします。

(2)当面、次の対策を直ちに行うよう、JR・グループ会社に強く求めます(暫定的要求)。また、各単組毎に、職場の実態にふまえたコロナ感染症対策に関する要求をまとめ、各会社に申し入れることとします。

1. 現場で働く者の生命と安全を守り、感染症拡大を防ぐために、当面、夜間等の列車本数を削減すること。状況によっては全面運休も含めて判断すること。
2. ジョブローテーションによる異動、ワンマン化のための訓練等の合理化施策を少なくとも一旦すべて中止すること。
3. 業務は今現在絶対不可欠なものだけにしぼり、労働者をできる限り自宅待機させること。清掃業務等グループ会社にもこの点を徹底すること。
4. 感染した場合、濃厚接触者となった場合、家族が感染した場合、休校により出勤できない場合等、コロナ感染症に係わる欠務については100%賃金を保障すること。また、会社の責任で発熱・咳等の管理を徹底し、症状がある者は直ちに自宅待機にさせること。
5. 車両、駅、休養室、詰所等の消毒を徹底すること。その際、感染症の拡大によって現場に加重な業務がのしかかっている現実にふまえ、管理者・地区指導センター等を総動員して対策チームをつくりその任にあたること。
6. マスク等、必要最低限の保護具について、グループ会社分を含めJRの責任で確保し支給すること。とくに、グループ会社における感染症対策がなおざりにされている現状にふまえ、すべてをJRと同等に取り扱うこと。

(3)すべての単組で、コロナ感染症対策について、不当な取り扱いが行われた場合、直ちにストライキに突入することのできる闘争体制を確立することとします。

(4)全国の仲間たちに呼びかけ連帯して、100%の休業補償、全労働者の正規雇用化、医療・介護制度の抜本的再建、公共サービス部門の民営化中止等を求める闘いを組織化します。

(第34回動労総連合定期中央委員会 当面するとりくみより)

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