2021年5月26日水曜日

JRのワンマン運転 駅無人化に反対です!


転倒・骨折事故発生!
JRのワンマン運転
駅無人化に反対です!

相次ぐ事故ーワンマン運転
・無人駅で安全に乗れる?


3/16外房線・太東駅で転倒・骨折事故


▷ワンマン運転で、乗り降りを確認した運転士がドアを閉めるタイミングで降車しようとした乗客がいて、荷物にドアが引っかかり転倒してしまいました。
▷運転士がモニターを確認して、倒れた乗客を見つけました。ドアが開けられる状態にして救護に向かいました。
▷救護中に駅員が来たので、その後は駅員が対応しました。
▷乗客は救急車で運ばれましたが、大腿骨骨折という大怪我を負いました。

4/20内房線・江見駅で首を挟まれかけた


▷ワンマン運転の電車が停車中、おばあさんが降車しようとしました。若い女性が車内の降車ボタンを押してあげました。
▷ドアが開きかけた時、「ドアが閉まります」のアナウンスがあり、ドアが閉まりだしました。慌てた若い女性が再度降車ボタンを押しましたがドアは開かず、おばあさんの首が挟まれかかりました。
▷駅業務が委託されている郵便局の局員が目の前の改札口に出ていて、駆け付けて両手でドアを押さえました。その様子を見た運転士が操作してドアを開き、おばあさんは無事に降りれました。
▷駅員のいない駅や改札口前でなかったらどうなっていたのでしょう。

 JR東日本は3月ダイヤ改正で内房線・外房線・鹿島線にワンマン運転を導入しました。駅の無人化も進めています。私たちは反対します。


JR東日本「骨折事故は公表しない」
「ワンマン運転で問題おきてない」

都合が悪いことは隠ぺい!?

 太東駅での転倒・骨折事故は、2両編成の後方車両、一番後ろのドアで起きました。車掌が乗務していれば、見えたはずの位置でした。原因は車掌を削減したワンマン運転です。運転士はモニターで乗降を確認しますが、車内の状況は見えません。
 JRは、「運転士の対応は規定通りで全く問題ない」と認めています。しかし、「マスコミには公表しない」「理由は社内の事情で、内容は言わない」と言っています。
 ワンマン運転の危険性は地域住民から何度も声が上がりました。しかし、JRは説明会さえ「ワンマン運転で問題は起きていないから必要ない」と拒否してきました。そして、事故を引き起こしたのです。JRはただちにワンマン運転を中止し、事故を謝罪して詳細を明らかにすべきです。

「地方駅は無人化」
ワンマン化→利便性低下

乗客と安全よりカネが大事か!

 JRは「みどりの窓口を2024年度末までに7~8割減らす」「改札業務と一体運用の地方駅は無人化」と発表しました。
 江見駅では改札口に郵便教員がいたから大きな事故になりませんでした。無人駅で同じ事態が起これば、深刻な事故になりかねません。それにも関わらず、コスト削減のためだけにワンマン運転と駅の無人化を進めるというのです。「事故前提」で金儲けを優先するなど、絶対に許されません。
 私たちはワンマン運転と駅無人化に反対です。皆さんも是非、JRへの抗議の声をあげてください。

~内房線・外房線の利用者からの声~

○外房線は千葉への直通列車がほとんどなくなった。上総一ノ宮と蘇我の2度も乗り換えないといけない。
○2両編成になって朝夕は本当に混んでいる。疲れて帰ってきても座れない。列車が短いのでホームのどこで待てばいいかわからなくなる。

JR東日本に抗議の声を!

◇「ご意見・ご要望」の連絡先◇
電話:050-2016-1651(9~18時)
メール:https://voice2.jreast.co.jp/


「動労千葉」とは?
https://doro-chiba.org/

 動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)はJR東日本とグループ会社の労働者で組織する労働組合です。鉄道の安全破壊や民営化、外注化、非正規職化などに反対して闘っています。

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