2022年8月5日金曜日

日刊動労千葉 第9155号

65歳以降雇用延長・外注化粉砕
千葉地裁 8・1 第2回裁判
公開イベント中止求める緊急申入れ


組合排除のための雇用拒否やめろ!

8月1日、65歳以降雇用延長・外注化粉砕の第2回裁判が千葉地裁において行われた。

責任のなすりつけ合い

裁判でJR・CTSは互いに責任をなすりつけあっている。

70歳までの雇用確保の義務があるJRは「65歳以降の雇用はグループ会社で」といいながら、「採用はCTSが決めること」と責任逃れをしている。

CTSも、これまでJRからの出向者で業務が成り立ってきながら、「CTSに努力義務はない」「ただの新規採用」と逃げている。

CTSは団交で何度も、「エルダーはJR社員だから、65歳以降の雇用はJRが考えるべきだ」と回答してきた。「JR社員を横取りできない」とまで言ったのだ。

では、なぜ管理者だけは雇用延長したのか? 団交の回答とまったく違うことをやっている。それならば、現場労働者の雇用延長も行うのが当然だ。

管理者の雇用延長のための内規は「昨年10月に作った」とCTSは回答した。だが、就業規則等の担当の総務部次長ですらその存在を知らなかった。完全に後付でつじつまを合わせるために、でっち上げたとしか考えられない。

「管理者だけは特別」!?

そもそも、CTSでは65歳以降の雇用を希望すれば当然に雇用延長されてきたのだ。しかし、70歳以降の雇用確保が努力義務となったことと全く反対に、現場労働者はすべて雇用延長を拒否する対応に変えてきた。だが、管理者だけは隠れて雇用延長を行っていた。

CTSが「管理者も含めて情報サービスに登録せずに雇用できない」「65歳以降のエルダーを雇える経営状況じゃない」と回答してきたことすべてが嘘だったのだ。

現場で日々鉄道の運行を支えている労働者がクビで、管理者だけは「特別」?! ふざけるな!

これは労働者の生活がかかった重大な問題だ。JR・CTSは希望者全員の雇用延長を行え! 裁判・労働委員会闘争を職場闘争と一体で、闘争勝利まで闘いぬこう。

 
○次回裁判
10月17日(月)11時~
千葉地裁601号法廷

○次回労働委員会

8月25日(木)11時~
千葉県労働委員会

 

8/3コロナ感染急拡大の中での公開イベント
中止求める緊急申入れ

習志野運輸区においてのイベント開催の中止を求める緊急申し入れ(8/3)

習志野運輸区内において8月11日に開催予定の「習志野運輸区公開イベント2022」をコロナ感染症急増事態をうけ、直ちに中止すること。

8月3日、「習志野運輸区公開イベント2022」の中止を求める緊急申し入れを千葉支社に対して行った。また、イベントへの参加中止を求める申し入れをCTSに対して行った。

感染急拡大の中でイベント開催強行するな

コロナ感染症の拡大は過去最高を更新し続け、医療体制のひっ迫―「医療崩壊」が現実のものになっている。

JR千葉支社内においても、各職場で感染が拡大している。習志野運輸区ではこの過程で10人を超える感染者が確認されている。これ以上感染が拡大していけば列車の運休も発生しかねない状況だ。

現場にとってもイベント開催・参加を強制されることは、業務量の増加と同時に感染のリスクと隣合わせだ。イベント中止は労働者の安全を守るためでもある。

JR千葉支社・CTSはただちにイベント開催・参加を中止せよ!