2023年2月23日木曜日

外注化阻止ニュース 第620号


大幅賃上げの獲得へ春闘を
CTS「現場の要求一時金でなく月額3万9千円のベア」

 CTSは2月13日、物価上昇の生活支援として一律3万円の特別支援一時金の支給を通達しました(支給は2月24日)。
 動労千葉は夏と冬の期末手当(ボーナス)をめぐる交渉で、現場からの切実な声として「大幅賃上げ」と物価高騰対策「一律10万円の特別手当支給」を求めてきました。
 今回の手当支給はその一定の成果ですが、いま一番必要なのは、一時金3万円でなく月額3万円以上の賃上げ(ベースアップ)です。

年間の支出増は10万円以上

 一般家庭の消費支出増はこの1年で10万円以上です。特に水光熱費・食品はとどまるところを知らず、ガソリン代も高止まりです。
 東京電力はこの一年で約30%値上げし、今春さらに30%の値上げです。以前に1万円だった電気料金は春以降は1万6900円。食品も平均値上げ率は18%です。
 本当に怖くなるような値上がりです。現状の賃金では生活は苦しくなるばかりです。

約8割が「生活費足りない」

 こうした状況を反映し、CTSでの春闘アンケートでの賃上げ希望額(平均)は約3万9千円となりました。
 「生活費は足りていますか?」という質問に対して「ときどき不足する」「いつも不足」が78%の結果となりました。
 アンケートには「給料の額を見てむなしくなる」「転職という言葉が頭をよぎる」「将来のことを考えるのが難しい」「無条件で住宅手当を」と切実な声ばかりです。

動労千葉に加入し大幅賃上げを

 「政府・自民党や経団連が賃上げを各企業に要請」などと報道されていますが、この30年間で、誰がここまで労働者の権利を破壊し、生活を破壊してきたのでしょうか?
 政府や財界です。そしてその先頭で業務外注化や非正規雇用化、鉄道労働者の低賃金化を進めてきたのがJRなのです。


 全世界で労組結成やストライキが拡大しています。現場から声を上げ、動労千葉に加入し共に大幅賃上げをかちとろう。

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