2023年2月3日金曜日

日刊動労千葉 第9227号

津田沼事業所、幕張事業所(構内)の
要員削減を許すな!


CTSは3月18日のダイヤ改定時から、CTS津田沼事業所(構内)で1日勤削減、幕張事業所(構内)で1徹削減すると提案してきた。これに対して動労千葉は1月31日、CTSに対して下記のように申し入れを行った。

CTS津田沼事業所・幕張事業所の体制見直し提案

津田沼事業所(構内)
(現行)4徹1日勤 →(改定)4徹
幕張事業所(構内)
(現行)7徹7日勤→(改定)6徹7日勤

津田沼事業所および幕張事業所の体制見直しについての申し入れ(要旨)

(1)昨年3月の仕業検査有効期限の見直しにより、津田沼・幕張での受託業務量の変化について、仕業検査実施本数、転線作業量の増減について明らかにすること。
(2)2023年3月ダイヤ改正による受託業務量の増減について明らかにすること。
(3)津田沼(構内)で1日勤削減とあるが、具体的な作業内容の変更、これにともなう要員数の変動について明らかにすること。
(4)幕張(構内)で1徹削減とあるが、具体的な業務内容の変更、これにともなう要員数の変動について明らかにすること。
(5)幕張車両センターの首都圏本部への移管にともない、CTSの運転車両部門の業務内容がどうなるのか現場で働く者は不安に感じている。業務受託契約、JR東日本からの業務発注、その他、移管にともなう変化点について明らかにすること。
(6)今年度も運転車両部門で多くの休日勤務が発生していることから、体制見直しに際して充分な要員の確保を行うこと。
(以上)

CTSで本格的な合理化(要員削減)が始まった

昨年3月の仕業検査周期の延伸(6日↓9日)は、仕業検査による故障個所発見などを遅らせ安全を軽視するものだ。昨年3月ダイ改時に動労千葉は「検査周期の延伸反対・検査派出の縮小反対」を掲げてストライキに立ち上がった。
昨年ダイ改時には本区での要員削減には踏み込まなかったが、今回の提案でCTSは津田沼・幕張構内で具体的な要員削減に踏み込んできた。これは、安全軽視の検査周期延伸を固定化するものであり、CTSにおける本格的な合理化(要員削減)の始まりだ。われわれの職場と仕事を奪うものであり絶対に認めることはできない。

「首都圏本部移管」後のことが何も決まっていない!

また、今年6月には幕張・津田沼・京葉の各車両センターが、JR東日本千葉支社からJR東日本の首都圏本部所属となることが決まっている。しかし、すでに移管まで半年を切っているのに、移管後の仕事がどうなるのか、なに一つ明らかになっていない。これは異常な話だ。1月に行ったCTS団交でも、会社側は平気な顔で「何も決まっていない」と言うばかりだ。
運転車両関係の契約はどうなるのか、団体交渉は誰とやるのか、業務内容はどうなるのか・・、現場で不安が高まっていることから、今回の申し入れでは、移管後の業務内容、変化点等について直ちに明らかにするよう求めた。

幕張(運転)では連続して二桁の休日出勤!

さらに、この間の団交では、昨年に続き、今年度も多くの休日出勤が出ていることが明らかになった。CTS幕張事業所(運転)では、4~6月こそ、ひと月あたりの延べ人数が一桁だったが、7月から12月までは毎月二桁を超える休日勤務が発生している。12月には延べ22日もの休勤が発生しており、年度末に向けてさらに増加する可能性が高い。
春闘にむけた職場アンケートでも「 人手不足がすごすぎる。コロナ感染する人が増える中、休日勤務でなんとかなっているが、休勤しすぎて体を壊す人も出てきた」と切実な声が上がっている。十分な要員の確保、65歳以降のエルダー社員の継続雇用は、現場からの切実な要求だ。
CTSにおける反合理化・運転保安確立、要員削減絶対反対を掲げて23春闘に全力で立ち上がろう!