2012年2月18日土曜日

郵政非正規ユニオンからの全国アピール

執行委員長齋藤裕介

 郵便局で働く皆さん日々の激務の中ご苦労様です。
 いよいよ非正規労働者による労働組合である郵政非正規ユニオンも組合運動にしっかりと根付き、交流センターの皆さんの総力を挙げての全国ビラいれ、駅頭街宣、郵政非正規ユニオン各県各支部の結成と陣形も整いました。郵政民営化、JPEⅩ統合による1034億円の赤字削減のための人員整理による全国ゆうメイトの大量雇い止め、正規社員の一時金3割カットが強行され、一切を責任のない社員に押し付ける当局の凶行を止めるための非正規ユニオンの闘いは激しさを増しています。
 日々ユニオンには相談や加入の報告が届けられ非正規社員だけでなく正規社員からの激励や協力、街頭からの応援など郵便局でおこなわれているパワーハラスメントや物品の強制押し売りなどの当局による全国的な悪事ともよべる数々はいまやお茶の間でも話題となっております。
 非正規労働者の反乱は郵政だけでなく一般の企業にも伝わり、経営者の側の一方的な雇い止めを一定くいとめ労働組合の新しい形態として日本だけでなく世界からも注目をあつめています。
 相談は是非非正規労働者による労働組合である郵政非正規ユニオンにご相談ください。

年賀はがきを金券ショップに/労基署にも目を付けられる

 年始よりお茶の間でテレビ番組でも注目されていますが、郵便事業会社は減少傾向にある年賀はがきの収益穴埋めのために全国的に郵便集配課の正規・非正規社員に一律7千枚(35万円相当分)の年賀はがき営業ノルマを強制し、結果全国の金券ショップに郵便局員が列をなし「年賀はがきはもう結構です」と断られ、なくなく借金をして購入。
 ノルマ未達成社員を「訓練道場」とよばれる研修を行い座った椅子をける。暴言を吐く、などさまざまなパワーハラスメント行為を行い郵便社員の怒りがテレビやマスメディアを通して一般にも知れ渡ることとなりました。
 こうした一連の事態を見て専門家は郵政は「ブラック企業だ・・」と指摘され、労働基準局からの監査も目が光っています。
 当局のこうしたノルマ制は会社に貢献した職員を優遇し、貢献しない社員を雇い止め材料とする悪辣さをもってしての「ブラック企業」である。
 年賀はがきの自爆営業はコンプライアンス違反であり犯罪行為の押し付けです。こうした全国郵便局員の悩み相談にも当ユニオンは全面的に協力します。

お役所以上に無責任体質!!

 そもそも年賀はがきは郵政の独占商品で言わば郵便局の誇りとも言うべき大イベントです。ですが今年の年賀はがきは「元旦当日に届かない!」なぜか?
 赤字解消の強引なスリム化と証する大量首切りのために各局で人員不足が叫ばれており、郵便物があっても当日までに配れるだけの人員がおらず計画遅延をしているからです。
 人員不足のため、日によってまったく配送しないエリアを作る。
 これを「欠区」「計画配送」とよんでいます。人員不足を理由に指定日に荷物を配送しない。郵政の誇りでもある「元旦年賀状」が一日に届かない・・これは一民間企業でもありえない。まして郵政がライバルとみなしている佐川急便や黒猫ヤマトからみてどうなのか?
 お役所以上に無責任な体質。責任の一切を役職者以外の正規・非正規社員に転化して誤魔化し続け、身の保身しか考えない鍋倉・齋藤社長を始めとした郵政経営陣ならびに、社員の一律3割カットでも闘わないJP労組ではないかという事です。それについての代表鍋倉氏の記者インタビュー「上にいくほど現場のことがわからない」であらわれているのではではないでしょうか?
 ゆうメイトの大量雇い止め。正規社員の一律3割カット。そして今年は2011年以上の4万人以上の首切りやボーナスの更なる削り行為。これら全ての不満や怒りに「郵政非正規ユニオン」は闘います!

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