2013年8月22日木曜日

外注化阻止ニュース 第83号

外注化阻止ニュース第83号

 

原則3年を超えて出向延長
会社の回答はペテンだった

55歳で2年間、57歳で3年間の出向延長を強制

 JR千葉支社はこの間、55歳および57歳に達した出向者に対して出向延長を行っています。会社側がこれまで団交などで回答してきた「原則3年」を大幅に超える事態となっています。
 これは、動労千葉が指摘してきたように、業務外注化に伴う強制出向が、結局のところ、次々に延長され、戻ることのない事実上の転籍になっていくということです。
 図にあるように、検修・構内業務の外注化に伴い昨年10月1日に出向となった労働者は、本来であれば3年後の15年9月30日で出向の期限が切れます。
 ところが55歳、57歳の時点で、それぞれ2年間、3年間の出向延長を行うとしているのです。これでは昨年10月1日に52歳以上の人は60歳定年までずっと出向が続く可能性もあります。
 会社は、「以前、57歳原則出向制度があったので、その流れで…」として60歳まで出向を延長できると言っています。しかし、これまでの外注化に関する団体交渉の中で千葉支社はそのような主張は何一つ行っておらず、「出向期間は原則3年」を繰り返し確認してきました。
 「57歳原則出向制度」はすでに廃止になっており、就業規則にも載っていない制度です。まったく根拠のない、定年まで出向させるというきわめて悪質な施策です。

平成採の出向延長は1年ずつ

 平成採については、3年間の出向期間終了後に出向延長を行う場合には、1年ずつ延長するとしています。
 結局、保線を外注化した時のように、ズルズルと出向を延長していく魂胆なのは目に見えています。戻る職場もなくしてしまう検修・構内業務の丸ごと外注化に反対しよう。計画業務の10月1日実施を阻止しよう。動労千葉とともに闘おう。

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