2017年10月19日木曜日

外注化阻止ニュース 第342号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka342.pdf


仮眠時間、夜勤手当倍増を要求
交通機械サービス
動労東京八潮支部がストライキ

 動労東京交通機械サービス八潮支部は10月10日、午前8時20分の就業時から組合員8人が24時間のストライキを行いました。
 支部は昨年12月、職場の過半数を超える労働者を組織して結成されました。「清掃労働者の代わりはいくらでもいる」という会社のごう慢な態度への怒りから職場の大半の労働者が組合結成に加わりました。
 交通機械サービス八潮事業所は、東京臨海高速鉄道の車両検修部門を請け負うJR東日本テクノロジーの完全子会社で、JR東の二次下請けとして車両清掃の業務も行っています。

〝雇用契約期間の短縮をやめよ〟

 交通サービスは「就労意思をこまめに確認する」と称して雇用契約期間を6か月から3か月に短縮しました。
 さらに日勤と徹夜勤務が通しで24時間近い拘束にもかかわらず仮眠時間はわずか3時間。仮眠室もなく、詰所で横になっていると発注元の東京臨海鉄道から電話が入り、「汚物処理」の業務指示が出されるなど、「偽装請負」の多発で睡眠時間が奪われています。
このため動労東京八潮支部は、
①雇用期間の6→3カ月への短縮の撤回
②深夜の仮眠時間の確保と夜勤手当の倍増
③仮眠室の設置
 ――などを要求し団体交渉などを行ってきました。しかし交通機械サービスはこの切実な要求をすべて拒否したのです。
やむなく八潮支部は、JR東日本と交通機械サービスに対しストで反撃を開始したのです。

〝手取り13万円では生活できない〟

 午前8時、交通機械サービス本社があるJR東日本総合車両センター(大井工場)前で「スト決行中」の横断幕を掲げてスト突入集会。
 ストに突入した八潮支部組合員が「今日のストで恨みを晴らす」「要求は当たり前のこと。それを無視する会社は許せない」「手取り13万円では生活できない。自分の健康と家族を守るために闘う」と決意を語りました。
 正午から動労総連合の主催でJR東日本本社への抗議行動を約100人で行いました。

ニュースへのリンク