2018年7月5日木曜日

外注化阻止ニュース 第378号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka378.pdf


職場には労働組合が必要だ
管理者が〝社友会〟を公然と組織化

 会社は東労組の解体に本格的に乗り出して以降、集団脱退させた管理者を「社友会」に加入させてきました。最近、現場管理者が勤務中に公然と社友会への勧誘を始めています。労働組合を職場からなくし、社員組織=社友会に置き換えようとしているのです。
 会社は、乗務員勤務制度を改悪するために東労組の解体に乗り出したといっても過言ではありません。それは、乗務員の極限的な人員削減と殺人的な労働強化をもたらすものです。これは乗務員だけの問題ではありません。鉄道業務の全面的外注化、分社化・転籍など、あらゆる攻撃を一気に強行しようというものです。

「社友会」に入ってはならない

 東労組が会社の攻撃に為す術なくひれ伏したことを契機に、職場の団結が破壊され、会社が好き勝手に振る舞っています。労働者は一方的に侮辱され、袋叩きにされる屈辱的な状況に置かれています。こんな現状を受け入れるわけにはいきません。
 「社友会」は労働組合とはまったくの別物です。完全に会社による組織であり、不当な扱いに抗議したり、施策について交渉する組織ではありません。それどころか、職場で労働者がみじめな存在に突き落とされても、一言も声をあげられない状況に追い込むためのものです。
 管理者が甘言や嫌がらせを含めて加入を勧めても、こんな組織に入ってはならない。結局は自分の首を自分で締めることになってしまいます。

動労千葉はストライキで闘う

 会社は、「職場規律の厳正」等を掲げて監視カメラの設置や、警備員の配置など、職場締め付けを進めています。こんな状態で、労働組合が職場からなくなったら一体どんな職場になってしまうのか。
 現場労働者が声を上げ、団結して反撃に立ち上がることこそ会社が最も恐れていることです。これこそが職場の力関係を逆転させ、事態を動かします。必要なのは、社友会でも御用組合でもなく、当たり前の労働組合です。


 動労千葉は6月23日に定期委員会を開催し、この状況に対して職場からストライキで立ち向かうことを決めました。共に声を上げ、闘おう。

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