2019年5月16日木曜日

外注化阻止ニュース 第424号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka424.pdf


JRで働く労働者、乗客、地域住民…
運転士・車掌廃止の提案
誰のためにもならない

 運転士・車掌の廃止提案は、鉄道の安全をないがしろにし、地域から鉄道を奪い、JRで働く労働者の雇用と権利を破壊するものです。

地方ローカル線と安全の放棄

 「中長編成ワンマン拡大」は地方ローカル線切り捨てそのものです。車掌削減は安全の放棄です。緊急時の安全確保や乗客誘導など、すべてを運転士一人でできるはずがありません。地域の生活より、鉄道の安全より、利益を優先することは断じて許せません。
 JRは「人口減少で人材確保が困難」と言っていますがウソです。「現場第一線で働く者はJR本体に必要ない」「管理職になれないならお払い箱」などと言って鉄道業務のすべてが別会社化されたらどうなるのか。将来への希望をもって就職できるでしょうか。
 会社は「急激に利益が圧迫されるリスクに私たち一人ひとりが立ち向かっていかなければなりません」と言っています。儲からない路線は切り捨て、要員は徹底的に削減する。労働条件も切り下げる。
 こんな不条理な職場にさせるわけにはいきません。将来の仲間たちのためにも、希望を持って働ける職場を守ろう。

〝利益優先〟〝出世優先〟反対!

 「運転法規の基本習得」「輸送障害対応」より「運転士から先のキャリア」「ワンマン化やドライバレス運転」への対応、「新たな輸送価値サービスの創造」を考えろともいっています。募集要項からも「現場第一線」の言葉が消され、「マネジメントを担え」とされています。
 現場で働いていても、つねに「マネジメントを担う人材」になることを考える。〝安全より出世〟〝安全より価値創造〟―これで鉄道の安全が守れるはずがありません。
 鉄道に働く者として、あらゆる職場の仲間が垣根を越えて団結し、すべての職場から怒りの声をあげよう。職場からの真剣な闘いにこそ、地域の人びとにこの攻撃の問題を伝え、社会問題化する力があります。
 あきらめさせることこそが会社の狙いです。動労千葉と共に運転士・車掌廃止提案を阻止しよう。

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