2019年5月9日木曜日

外注化阻止ニュース 第423号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka423.pdf


団結して反対を貫こう
新たなジョブローテション
不安を抱える仲間に訴えます

 JR東日本の2020年度新卒採用情報によれば、採用職種には、「事務職」「技術職」の2つが設けられ、駅や乗務員の仕事は「事務職」という位置づけです。
 そして「運転士・車掌廃止」を提案した新たなジョブローテーションでは、「同一担務は最大10年」となっています。職場では「これが本当に実施されたら、いつどこに飛ばされるか分からない」「未来が見えない」「ごますり競争になる」と不安の声が広がっています。
 鉄道の仕事を軽視し、現場で働く者を不安に陥れる会社の施策を止めよう。現場で働く労働者が団結して声を上げればそれは可能です。

労働組合が闘えば状況は変わる

 動労千葉はそうしたことを現実の闘いで何度も経験しました。館山運転区や木更津支区廃止という職場が奪われる攻撃に対しても、団結を守り、反対を貫いて闘いました。そして組合員全員の希望通りの異動をかちとり、組合員をバラバラに分断する狙いを打ち破りました。
 分割・民営化過程で不当配転された仲間も、闘いの力で取り戻しました。検修・構内業務の外注化では、再雇用を人質にした卑劣な攻撃を打ち破り、12年間にわたり阻止し続けました。
 運転士を駅にたらい回しするライフサイクル制度は、東労組幹部が会社に「逆提案」し、労使一体で推進することではじめて成立したものでした。逆にいえばそういう労働組合の現状を変え、労働者の手に取り戻すことこそが状況を変えるのです。

現場の真剣な声は社会を動かす

 断固として配転を拒否し抜けば、会社も運転士や車掌をやすやすとたらい回しにすることはできません。それは会社施策のウソと矛盾を暴き出すからです。
 社会的にも安全崩壊やローカル線切り捨てに対する心配の声があがっています。現場からの真剣な闘いは、こうしたことを本当に社会問題化する力があります。
 「自動運転で乗務員は必要なくなる」は、真っ赤なウソです。どんなに制度を変えても、会社は乗務員抜きでは一本も列車を走らせることはできません。
 日々、鉄道の安全を守り、何千人という乗客の命を預かっているのは現場労働者です。この攻撃は必ず打ち破れます。動労千葉と共に「運転士・車掌廃止反対」の声をあげよう。

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