2021年4月5日月曜日

日刊動労千葉 第8933号

「10年で外注化完成できない」と回答
今すぐ外注化撤回しろ!

4・8CTS抗議行動に総結集を!

業務外注化粉砕!70歳まで働ける労働条件確立!
CTS春闘勝利!4・8千葉鉄道サービス抗議行動
4月8日(木)18時~ 千葉鉄道サービス本社前

JR・CTSは団交で「10年でCTSプロパーを中心とする外注化完成は出来ない」と回答した。検修・構内業務外注化の破たんを認めざるを得なかったということだ。会社が約束した「10年」さえ守れない? それならただちに外注化を撤回して、すべての業務と出向者をJRに戻せ! CTSプロパー社員をJRで雇え!

外注化破たんの責任を取れ!

JRは外注化強行当時、「10年で外注化を完成させる」と回答してきた。だが、運転関係で採用したCTSプロパー社員58名中19名が次々に退職している。職場では毎月のように何十日もの休日勤務が発生し、要員の養成もまともにできない状態だ。われわれはJR東日本本社、千葉支社、CTS本社に対して緊急申し入れを行い団体交渉を行ってきた。

3月15日のJR東本社団交では、職場の具体的な問題の追及に回答できないところまで追い込んだ。そして、詳細については各支社・グループ会社と交渉することを確認した。

3月23日の千葉支社団交では、「10年で完成できない場合には将来的に業務をJRに戻すこともある」と回答した。さらに3月25日のCTS団交では、現行の体制がエルダー・若年出向者約100名、CTSプロパー社員約50名という状況であり、「外注化10年までにプロパーの養成は間に合わない」「プロパーを中心とした外注化体制はできない」と回答するにいたった。

外注化が完全に破たんしていることは会社自身も認めざるを得なくなった。だが、CTSは何の反省も対策も示さず、ただ「今のまま続けていく」と回答した。CTSプロパー社員の退職が相次ぐのは、何より将来の展望が見えないからだ。それなのに今後の展望を示すことも出来ない。こんなことが許されるのか! さらに将来展望を示せと追及し「3月31日までに具体策を示す」と回答させた。 12年10月の外注化強行で現場は「今まで通りの要員と体制で、今まで通り仕事をしてくれ」「10年で完成させて出向も解除する」と無理矢理出向を強制された。だが、会社の計画は完全に失敗したのだ。会社はその責任をとれ! すべての外注化を今すぐ撤回しろ!

70歳までの雇用延長を行え!

4月から改正高齢者雇用安定法が施行され、企業に70歳までの就労機会確保の義務が課せられる。それにも関わらずCTSは65歳以降の再雇用を希望した組合員に対して「再雇用拒否」を通告した。しかも、組合からの申し入れに対して団交も行わずにだ。組合差別・無視を許すことは絶対にできない!

しかも、これからエルダー社員が65歳を迎えていく。CTSプロパー社員の退職も止まらない。構内業務の要員確保はさらに困難になり、このままでは業務を回すこと自体ができなくなる。エルダー出向社員の雇用延長をしなければ、業務は完全に破たんすることは誰が見ても明らかだ。CTSは定年延長と希望者の70歳までの継続雇用を行え!

破たんした外注化粉砕、70歳まで働ける労働条件確立に向けて4・8CTS抗議行動に総結集しよう!