2021年4月13日火曜日

日刊動労千葉 第8937号

生活できる賃金を!
CTSベアゼロ弾劾!
4・8CTS抗議行動に決起!


CTS、2年連続ベアゼロ回答!

4月9日、CTSは今年度新賃金について、社員はベースアップゼロ、定期昇給(4号俸)のみ実施、契約・パート社員についてはまったくのゼロ回答を強行した。
CTSの2020年度決算は営業利益2700万円、前年比160%と大幅な増益の見込みであるにもかかわらず、昨年に続くベアゼロ回答を強行したのだ。コロナ禍の中、緊張と相次ぐ業務量の増加を強いられてきたことを振り返れば、こんな回答は絶対に認められるものではない!

動労千葉は回答前日の4月8日、春闘第3波の闘いとしてCTS(千葉鉄道サービス)本社に対する抗議行動に立ち上がった。
午後6時、仕事を終えた組合員が続々とCTS本社前に集まった。繁澤副委員長の司会で行動が始まった。

検修・構内外注化は破たんした!

まず川崎書記長が、①「10年で外注化を完成させる」としてきた計画が破たんしたことを会社も完全に認めた。だったらすべての外注化を撤回し仕事も仲間もJRに戻すべきだ。②改正高年齢者雇用安定法が施行されたにもかかわらず、団交すら行わずに65歳以降の就労を希望した組合員の再雇用を拒否したことは絶対に許さない。③CTSの就業規則改悪は「同一労働同一賃金」どころか法を悪用して格差を固定化するものであり撤回しかない、と3点にわたって闘いの基調を提起した。

70歳までの雇用に責任を取れ!

続いて発言に立った車両技術分科の半田会長も「CTSが採用したプロパーの3割がすでに退職した。今後、エルダーも次々と65歳を迎える。このままでは業務は破たんする。しかも、この責任を誰も取ろうとしない。本当に許せない」と怒りをぶつけ、「すべての業務と出向者をJRに戻せ。CTSプロパー社員をJRで雇え。70歳まで働ける労働条件確立にむけて全力で闘う」と発言した。

格差固定化の就業規則は許さない!

新賃金と就業規則改定をめぐる団交報告を北村執行委員が行い「3回の団交をしたが、法を悪用して格差を固定化する就業規則改悪は絶対に認められない。『契約・パートは責任ある仕事をしていない』など大ウソだ。社員と同じだけの基本給、ボーナス、退職金を出せ」と訴えた。CTSで働く組合員からは「自分は社員で10年以上働いているが生活していくのは大変。契約・パートの人はもっと大変だと思う。『せめて手取り20万円はほしい』というのがみんなの声だ」と発言した。

ユニオン習志野の菊地委員長、葛飾労組連の福田事務局長、動労千葉を支援する会の山本事務局長から熱い連帯のあいさつを受け、さらに参加した木更津、千葉機関区、佐倉、津田沼の各支部から決意表明が行われた。

職場代表選の勝利から組織拡大へ

まとめの発言に立った関委員長は「就業規則改悪の4月1日実施は粉砕しました。この就業規則改悪には正当性がないからだ。明らかな不利益変更を時給10円加算でごまかそうとしているが、こんなものが通用するわけがない。幕張事業所での65歳を迎えた組合員2名の雇い止めは、組合差別であり不当労働行為だ。各事業所での職場代表選で勝利し、組織拡大にむけて闘おう」と呼びかけ団結ガンバローで行動を締め括った。