2022年3月22日火曜日

闘いなくして安全なし No.343


ベアゼロ弾劾!
3/17JR東2022年度新賃金回答

 3月17日、JR東日本は4月1日以降の新賃金に関する回答を行いました。その中で会社は、「2年連続赤字」「業績を踏まえれば引き続き厳しい判断をせざるを得ない状況」といいベアゼロの回答を強行しています。

矛盾を現場におしつけるな

 まず、赤字の矛盾を労働者に押し付けること自体が許せません。2月、3月過程でもさまざまな生活必需品の値段が上がっています。今後も物価上昇が進むと言われ、大幅に賃金を上げなければ事実上の賃下げです。労働者の生活が犠牲にされてしまいます。
 そもそも会社は昨年の定期昇給をカットしているのです。夏季・年末手当もコロナ以前から年間で2ヶ月分以上減らされています。カットした定期昇給分を含めた大幅な賃上げを行うのは当然です。

赤字でも株主配当377億円

 JR東はコロナ禍前まで過去最高益を更新し続けてきました。その上、昨年度の株主配当は377億円で「赤字でも配当金を支払う会社」第3位です(『会社四季報』より)。今年度の配当も昨年度並の予定です。それで「現場労働者に賃上げする金はない」とでも言うのでしょうか?
 会社が関心があるのは「株主利益」「利潤追求」ばかりで、現場労働者をないがしろにしています。こんなやり方は絶対に許せません。

職場に闘う労働組合を

 会社は「融合と連携で構造改革を加速」「会社発足以来の組織再編」と職名廃止・融合化からの大合理化を狙っています。攻撃を阻止するためにも、現場への矛盾の押しつけを許さないためにも、必要なのは闘う労働組合です。


JR東日本回答(3/17)

1 4月1日現在、満55歳未満の社員
  定期昇給を実施、昇給係数は4。
 (平均6311円増+1.97%)
2 精算は6月24日(金)以降、準備でき次第。

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