2022年4月7日木曜日

外注化阻止ニュース 第575号


CTSと団交回答
希望者を70歳まで雇用せよ

黒字決算のときに賃上げしないでいつ上げるのか!

 動労千葉は1年以上、65歳以降の雇用延長をめぐってJR東日本本社・千葉支社・CTSと団体交渉を重ねてきました。
 CTSは「21年度からJR側で新たな制度(高年齢者求人求職情報提供サービス)ができたから、これを通さなければエルダーの雇用延長は行えない」「管理者もエルダー社員はサービスを通す以外に雇用しない」と回答していました。
 また「CTSはサービスに登録できる経営状況ではない」と言い続け、65歳以降の雇用延長を拒否し続けてきたのです。
 にもかかわらず、CTSは昨年12月末でエルダーが終了した南船橋事業所の所長を今年1月から管理嘱託社員として採用していたことが明らかになりました。

回答はウソだった

 「制度」をたてに雇用延長を拒否して就労を希望する労働者の首を切っておきながら、他方で「管理者は別だ」と特別扱いしているのです。
 団体交渉での「管理者もサービスを通す」「新規に採用する経営状況にない」との言葉はすべてウソだったのです。

減収でも人件費削減で増益に

 また、3月30日には、CTSと4月以降の新賃金をめぐる団体交渉を行いました。
 会社が示した決算概要では、JR東日本がCTSに対する業務委託費(清掃+運転)を1年間で1億円以上も削減したこと、他方でCTSは人件費を1億1800万円も削減し、減収増益であったことが示されました。
 その結果、21年度は4700万円の黒字決算(昨年比1100万円の増益)となる見通しです。さらに1年間で社員数が約30人も減少していることも明らかになりました。
 この2年間、社員はベースアップなし、契約・パート社員は、時給引き上げは10円。夏・冬のボーナスも減額でした。 他方、物価上昇が続いています。ここで賃金を上げなければ実質的な賃下げとなります。
 また退職者が出ても補充もせず、1人ひとりの負担は確実に増えています。黒字決算で賃金を引き上げないでいつ上げるのか。


 動労千葉は4月7日18時から、CTS本社前において包囲・抗議行動を行います。ぜひご参加を!

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