2022年9月27日火曜日

闘いなくして安全なし No.367


水戸・勝田・土浦運輸区全乗務員に兼務発令
約550人が同時に「10/1付で営業統括
センター兼務」と掲示

 水戸・勝田・土浦の各運輸区の管理者を含む全社員約550人を、各営業統括センター(水戸・勝田・土浦、10月1日発足予定)との兼務に発令すると掲示されています。

「融合化」攻撃の本質があらわに

 労働者の権利や労働条件は、働く場所や職種と切り離すことはできません。職種や勤務地を「限定」することで、労働者の権利や労働条件が成り立ってきました。
 しかしJRは、職種も勤務地も、勤務指定だけで会社の好きにしようとしています。これが「融合化」―統括センター化攻撃です。
 千葉支社でも千葉、錦糸町、船橋、津田沼、新浦安、成田の各営業統括センターが10月1日発足予定です。同じ攻撃が狙われています。
 木更津統括センターではすでに、「希望した」乗務員が交番中に駅業務につく運用が行われています。千葉運輸区でも、「希望した」運転士が交番中に車掌業務をやる「相互運用」―込み運用が開始されています。

団結し反対の声をあげよう


 会社の目的は「融合化」に協力する人を募り、自ら手を挙げさせて競争に駆り立てることです。労働者同士のつながりを断絶させ、団結を破壊して、歴史的に獲得されてきた労働者の権利をすべて奪おうとしています。
 その先にあるのは「鉄道部門4千人削減―転籍」であり、労働条件の解体です。
 副業は「企業の壁を超えた働き方」と位置づけられています。融合化攻撃が先に進めば、「企業の壁も関係なく働け」とさらなる権利破壊につながります。
 こんなことに手を貸してはなりません。必要なのは職場からの団結した闘いであり、闘う労働組合です。職場からの反撃こそ攻撃を打ち破る力です。動労千葉とともに「鉄道部門4千人削減―転籍」「融合化」に反対の声をあげよう。

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