2022年9月28日水曜日

外注化阻止ニュース 第600号


水戸・勝田 土浦運輸区 全乗務員に兼務発令
約550人に対し
「10/1付で営業統括センター兼務」と掲示

 水戸支社では、水戸・勝田・土浦の各運輸区の管理者を含む全社員約550人に対して、10月1日に発足予定の各営業統括センター(水戸・勝田・土浦)との兼務に発令すると掲示されました。

「融合化」の正体があらわに

 労働者の権利や労働条件は働く場所や職種と切り離すことはできません。職種や勤務地を「限定」することで、労働者の権利や労働条件が成り立ってきたのです。
 しかしJRは、職種も勤務地もなくして勤務指定だけで会社の好き放題で労働者を働かせようとしています。これが「融合化」―統括センター化の正体です。
 千葉支社でも千葉、錦糸町、船橋、津田沼、新浦安、成田の各営業統括センターが10月1日に発足予定です。木更津統括センターではすでに、〝希望した〟乗務員が交番中に駅業務につく運用が行われています。千葉運輸区でも、〝希望した〟運転士が交番中に車掌業務をやる「相互運用」―込み運用が開始されています。

職場から反対の声をあげよう

 会社の目的は「融合化」に協力する人を募り、自ら手を挙げさせて競争に駆り立てることです。その先にあるのは「鉄道部門4千人削減―転籍」であり、労働条件の解体です。
 副業も「企業の壁を超えた働き方」と位置づけられています。融合化が進めば、「企業の壁も関係なく働け」とさらなる権利破壊につながります。
 こんなときこそ労働組合の出番です。職場からの反撃こそ攻撃を打ち破るパワーです。動労千葉とともに「鉄道部門4千人削減―転籍」「融合化」に反対の声をあげよう。

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