2011年7月17日日曜日

被爆66周年 8・6ヒロシマ大行動

86bill

「8.6ヒロシマ大行動ビラ」のダウンロード

 


福島を返せ! ふるさとを返せ! 未来を返せ! 子どもの命を守れ! 原発も核も放射能もない社会を実現するために闘いを開始しよう!――福島の労働者、農民、漁民、学生、母親と子どもたちの怒りの叫びです。それは66 年前、「にんげんをかえせ!」と立ちあがったヒロシマの被爆者の叫びとつながっています。福島で放出された放射能はヒロシマの80 倍。これ以上、核による被害、犠牲を出させてはなりません。被爆66 周年の8月6日、反核の原点の地・ヒロシマから、全世界へ力の限り訴えましょう。「ヒロシマを、そしてフクシマを絶対にくり返させない!」「すべての核と原発を廃絶せよ!」と。

人間が生き、働く喜びを感じ、子どもを育て、そして幸せに老いていく――福島原発事故は、こうした人間社会の営みと、それを支える自然を根本から破壊したのです。「私はお墓にひなんします ごめんなさい」――福島原発事故で生きる希望を奪われ自殺に追い込まれた南相馬市の93 歳女性の遺書です。福島の人々の命と生活を奪っておきながら、なおも「原発再稼働に国の存亡がかかっている」(JR東海会長)と言い放つ資本家や政治家たち。彼らは、反原発の闘いをおしつぶそうと「電力危機で日本経済が崩壊する」「雇用もなくなる」などと言っています。しかし、もうこんなおどしは通用しません! いま現に、私たちの生活を、青年と子どもの未来を、お年寄りの命を奪っているのは、彼らではないか。カネと暴力とウソで原発をつくり、原発労働者に被曝を強制し、ぼう大な「死の灰」と核兵器の材料(プルトニウム)を作り出しながら、ボロもうけをしてきた連中をやっつけなければなりません! 私たちが生き抜くために、 子どもの命と未来のために!

核も原発もない社会を実現するカギを握っているのは、電力労働者をはじめとする労働者です。戦後日本の労働運動と反核運動、反原発運動は一体でした。1978 年には「電産中国」という中国電力の労働組合が反原発ストを闘い、地元住民や他の労組とも団結して山口県の豊北原発建設を阻止しました。しかし、国鉄分割・民営化以来の「新自由主義」に多くの労働組合が屈し、力を失っていきました。その結果が、失業増、非正規化、安全崩壊、原発の乱立であり、今回の3・11 震災被害の拡大と福島原発事故です。今こそ労働組合をよみがえらせ、働く者が本当に幸せになる世の中をつくっていきましょう!

全原発の即時停止と廃炉を実現しよう。浜岡が止まり、「やらせメール」の玄海原発も巨大断層直下の伊方も再稼働はできません。すでに日本の原発の7 割近くが停止に追い込まれています。この夏こそ、全原発の即時停止・廃炉を決するときです。ドイツ、イタリア、全世界で原発廃止の流れは加速しています。フクシマ後初めての8・6ヒロシマで、全ての核と原発の廃絶を宣言する「世界大会」を開催しましょう。フクシマとヒロシマの怒りを結び、全世界の人々とともに行動に立ちあがりましょう!

 


■8・6ヒロシマ大行動 関連行事■
【反原発ヒロシマ集会】8月5日(金)午後6時~ 広島市東区民文化センター大ホール
【首相弾劾デモ】8月6日(土)午前7時~ 東千田公園(日赤病院前)→原爆ドーム前
【全国青年労働者交流集会】8月7日(日)午前10時~ 広島工業大学広島校舎大会議室
【イラク医師と米「反戦の母」シンディ・シーハンさんからの報告集会】8月7日(日)午後2時半~
広島市まちづくり交流プラザ(中区袋町 袋町小学校となり)

●8・6ヒロシマ大行動賛同金のお願い 1口1000円 個人1口から、団体3口から 
 郵便振替 01360- 1- 6222 口座名 8・6ヒロシマ大行動
★8・6ヒロシマ大行動は賛同金によって運営されています。 2口以上ご協力いただいた方には参加チケット1枚をお渡しします。
★8・6ヒロシマ大行動大集会参加チケット1000 円(被爆者・障害者・学生500 円 高校生以下無料)