2011年7月10日日曜日

動労千葉を支援する会2011年定期総会のご案内

 動労千葉を支援する会・国鉄闘争全国運動の会員の皆さん。たたかう労働組合、労働者のみなさん。
 私たちは昨年6月、国鉄1047名解雇撤回闘争の解体を狙った「4・9政治和解」に対して、「国鉄闘争の火を消してはならない」と訴えて国鉄闘争全国運動をスタートさせました。動労千葉を支援する会は、昨年7月の総会で「国鉄闘争全国運動」を担う支援する会に飛躍しようという運動方針を確立し、これまでに40の地域や職場に動労千葉を支援する会(全国運動)を立ち上げ、この1年間で1千名の会員を拡大してきました。労働運動の惨憺たる現実に抗して、動労千葉の反合運転保安闘争に学び職場から闘う労働運動をつくり出す闘いを前進させてきました。動労千葉は4・9政治和解の核心が動労千葉つぶしにあることを見据え、何度もストライキに立ち上がり、業務の全面外注化を阻止し組織拡大を実現しました。
 この渦中で起きた3・11東日本大震災と原発事故は情勢を一変させました。この大震災によって引き起こされた事態は国家と資本による犯罪であるにもかかわらず、政府・資本は労働者への攻撃を激化させています。一方で被災地の怒りは激しく噴き出しています。震災解雇は深刻になり、放射能汚染は労働者をはじめすべての人々の生命を脅かしています。反原発のうねりは日増しに大きくなっています。しかし、連合や全労連は「政治休戦」「挙国一致」のもとですべての闘いを放棄するだけでなく、怒りの声を押さえつける先頭に立っています。
 こうしたなかで国鉄闘争全国運動スタート1周年を期して「6・5大集会」が全国から1780人が結集して開催されました。6・5集会は第1に、この大震災情勢の中で国鉄1047名解雇撤回を真正面から訴え、労働組合の再生を掲げてかちとられました。「働く者の権利、生きる権利から出発することです。労働運動こそその主体です。全国運動の中にこそすべての芽がある」「もう沈黙は許されない。闘う労働組合の旗を全国に張りめぐらそう」「全国運動の存在価値が輝いて、連帯と運動を強めていくべき時」。よびかけ人の全国運動にかける思いが集会をけん引しました。第2に、国鉄闘争と被災地の怒り、反原発のたたかいが結びついたことの大きさです。「子供を守ってほしい」という被災地の切実な訴えは全国運動への重大な問題提起でした。この怒りの声に応え、6・11反原発闘争の大爆発と6・19福島現地闘争への決起が勝ちとられました。膨大な反原発の怒りの声と全国運動が結びつくなかに、未来を切りひらく展望があります。第3に、反失業、非正規の怒りと結びつき、職場から闘いが開始されていることです。職場から団結をつくり、労働運動を再生させる闘いが次々に始まっていることを示しました。
 6・5集会は、国鉄闘争全国運動の課題があらためて労働運動の復権にあることをはっきりさせました。6・5集会の切りひらいた地平の上にたって、2011年定期総会を開催します。全国各地で結成された支援する会、全国運動をどう発展させていくか、各組織の経験を共有しながら討論のなかで運動方針を確立したいと思います。討論の柱は以下の3点です。①各地域・職場で労働運動や大衆運動がどう実践されているか把握し報告する ②物販闘争を位置づけ支援する会(全国運動)がオルグ・組織化の主体になる ③各会が自立した運動体として飛躍するために具体的な方針を確立する。それぞれの組織で討論し参加して下さい。また動労千葉組合員との交流も深めたいと思います。支援する会会員、職場・地域で闘う多くの仲間の皆さんの参加を呼びかけます。各地域の支援する会の代表をはじめ、国鉄闘争全国運動のすべての組織から代表者の参加をお願いします。

2011年6月30日
動労千葉を支援する会
千葉市中央区要町2― 8 DC会館
℡043 (202) 7820

 


動労千葉を支援する会2011年定期総会

日時 7月24日(日) 10時~ 16時
場所 千葉県労働者福祉センター3階
千葉市中央区千葉港4― 4

※昼食(弁当)を用意します。各地域の支援する会は参加者を事務局まで連絡して下さい。個人で参加の方は直接事務局まで連絡お願いします。
※総会終了後、動労千葉組合員との懇親会を予定しています。
昼食500円 懇親会費1500円

 

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