2012年11月11日日曜日

日刊動労千葉 第7405号

11・4労働者集会報告-③
反原発・反失業の国際連帯アピール

n7405

●韓国  イ ジェウン  (民主労総ソウル地域本部長)
 非正規職、整理解雇のない世の中、労働が尊重される世の中のために連帯しましょう。福島原発事故以後、大きな苦痛をうけている同志の皆さんに心から慰労と激励の言葉を送ります。公共部門民営化外注化反対闘争と原発再稼動反対の闘いを力強く展開しておられる同志のみなさんにお会いできてうれしいです。トゥジェン!
 自由市場経済が21世紀の全世界に示した最後の絵図は何でしょうか? まさに新自由主義です。資本は経済危機を理由に公企業民営化、外注化を推進しています。非正規、低賃金労働者を拡大して、雇用不安の中で失業者を量産して費用負担を労働者民衆に転嫁しようとしているのです。通信、ガス、電力、水道、鉄道などどんな全国網産業であれ、どんな公企業部門であれ、民営化、外注化に私たちは反対します。派遣労働者であれ、期間制労働者であれ、パート労働者であれ、どんな非正規職もわれわれは反対します。
 今、新自由主義の産物の社会的不平等の問題を解決していく代案を求めなければならないと考えます。国家という名のもとで資本と結託したエリート権力が大衆の意志に反する新自由主義的市場経済を押し付け続ける現在の姿を終わらせなければなりません。
 政治的民主主義が社会的平等という実質的価値を包括して労働者民衆が公共の社会的利益を代弁することができる社会をつくって行かなくてはなりません。
 福島原発事故以後、日本はもちろん全世界的に脱原発闘争が活発に展開されています。人類を滅亡の道に追いやっている原子力発電所、どの国に対してもわれわれはその稼動と建設に反対します。
 非正規職、整理解雇の無い世の中、労働が尊重され、すべての領域で公共性が確保される世の中、核の無い世の中のために国境の壁を崩してともに連帯などができたらと思います。ありがとうございます。トゥジェン!

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