2012年11月15日木曜日

外注化阻止ニュース 第43号

外注化阻止ニュース第43号

 

「闘っても勝てない」と思わされてきた
青年労働者がスト破りを拒否し闘った

動労水戸 10・1外注化阻止の闘いの教訓

◎動労水戸の青年組合員のアピール

 私たち動労水戸は8月24日から、4度のストライキを構え「10・1外注化阻止! 強制出向絶対反対」を掲げて闘い抜きました。
 8月24日の第1波ストに続く第2波のストと同日の8月28日に新たな平成採の組合員を獲得することができました。彼は「労働者を守るのが労働組合というのが原点!」と力強く訴えています。「当たり前のこと」と言われてしまうかもしれませんが、今、その「当たり前のこと」をできていない労働組合が多いのが現実です。「闘っても勝てない」「反対ばかり言っていてもしかたない」と現場労働者の怒りの声を抑え込み、会社と一体で「外注化・非正規職化」を推進する労組幹部が本来あるべき労働組合の姿を奪っています。
 そんな中、9月14日の第3波ストライキで職場が震撼しました。動労水戸組合員のスト破り(代務)に対し、職場の労働者、とりわけ青年労働者が決起し、管理者が代務に入るしかないという状況まで会社を追い込みました!
 さらに、9月26日の第4波ストライキは、出向事前通知を受けた組合員を先頭に、始業時からストライキに入り、早朝からビラまき・車両センター前での街宣を闘い抜きました。出向当該の組合員が「青年を守れないオヤジなんてカッコ悪い!」「若い人たちは動労水戸と一緒に闘おう!」と力強く訴えました。
 10月1日に外注化を強行されたことはとてもくやしいですし、とても残念です。しかし、この闘いはまったく負けてはいません。むしろ、「闘っても勝てない」「反対ばかり言っていてもしかたない」と思い込まされてきた青年労働者が決起したということ、そして、何より組合員の団結を守り抜き、ともに闘う仲間を獲得できたということは、とても大きな勝利です。

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