2013年6月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第74号

外注化阻止ニュース第74号

 

動労千葉幕張支部青年部のアピール
動労千葉に入って闘おう

6月7日付け「日刊・動労千葉」の〈座談会・外注化と闘う青年部〉を紹介します。

外注化は団結を破壊する

内山 10・1外注化強行後、CTSに行かされた若い人は前よりこそこそしてる。出世というか、CTSの中でよく思われて自分だけでもJRに戻りたいみたいな雰囲気がある。
渡辺 口では外注化反対っていっても会社の言うことばっかり聞いてると、自分だけ戻ろうとしているのかとも思う。そういうやりとりは遠くから見ていてもわかる。
内山 明らかに会社側がおかしい時に何も言わないっていうのは、自分で自分の首を絞めているようなものなのに。
木科 現場がステップアップの場にされてるんじゃないか。支社とか指令、あわよくば本社に行くための。幕張が外注化されたとしても、自分が上にいければいいみたいな。個人の出世とか金とかいう方向にむかされる。
渡辺 今のJRに残っている若手からも、CTSにいった人もいるけど自分たちは残っているからいいやというのを感じる。
木科 CTSのプロパーの人は本当はJR採用で構内運転士になるべき人。それが賃金も抑制されている。それでも自分がよければみたいになっている。プロパーが入ってきて自分が戻れるなら何も問題ないってね。
渡辺 それじゃ外注化自体はそのまま。そことの闘いを俺らはやっていると思う。
内山 JRに残ってハンドル持っている人で、CTSに希望出している人がいる。会社のためって。会社が良く見てくれると思うのかもしれないけど、実際はいいなりになれば上手くいくってことはない。そういうのは、この間の会社の動きを見てれば分かると思う。

皆の為に闘うのが組合

渡辺 昇進でも結局競争させられている。全員が所長や副所長、助役になったら現場の人がいなくなっちゃう。俺は、この会社で定年まで勤められればいい。給料は確かに上がってほしい。でも、それは昇進であがるより、全員が均等にあがってくれればと思っている。
内山 俺は別に昇進したいと思わない。お金はほしいけど。現場での実力ある人が昇進してないで、実力ない人が上にいってる。試験とかじゃなくて、現場が認める人が上にいってもいいんじゃないか。あの人は凄いって、現場からもっと声をだしていくとか。
木科 昇進試験もちゃんと受けて、組合差別があるならそれと闘って、動労千葉も受かるってのを見せたほうがいいんじゃないか。
渡辺 昇進にこだわるより、JRで定年までいられることにこだわりたい。全員が例えば一万円の賃上げを要求をすればいい。そうすれば会社だって上げざるをえない。現状は一律賃上げをやってるのはうちだけ。他がやらないから、自分だけ昇進すればってなる。でも、それで全員の賃金が上がるわけじゃない。労働組合なら会社と結託するんじゃなくて、全員の賃金を上げるようにするべきだ。

外注化を撤回させよう

木科 若い人が一番不安がるのは、動労千葉だと昇進できないんじゃないかってこと。動労千葉のいうことは良く分かるって奴はいるし、組合費もそう変わらない。やっぱり一番のネックはそこじゃないか。現状で昇進制度があって、俺たちは組織拡大をしなきゃいけない。その壁になっているのは、昇進の問題だと思う。
内山 やっぱり、外注化自体をやめさせないと。いずれはJRに戻れなくて、転籍にされていくかもしれない。JRに戻っても、外注化されたままじゃ俺たちの仕事がない。
木科 たぶん俺たちの言ってることをみんな理解はしてる。ただ会社に逆らうこと自体がNGだと思ってる。
内山 半々だと思う。外注化賛成っていってる人もいる。会社のためにはこうしたほうがいいんだよって。
木科 会社側の立場にたって考えちゃうからだよね。あんたが経営者なら分かるけど、そうじゃないだろうと。
内山 働いている人の為に考えてほしい。自分たちの子どもだって入るかもしれない。ここで潰しとかないともっと厳しくなる。正社員なんていなくなっちゃう。仕事だって、発注書とか作業指示書とかないと出来なくて、でロスが大きい。
渡辺 入出区なんか特にね。乱れていると、携帯で連絡したりしている。
内山 やっぱり勉強会したほうがいい。なんで外注化に反対するのかとか、なんでこんなことになるのかとか。若い人の意識を変えないと。動労千葉の組織拡大して、外注化を撤回させるためにも。
木科 動労千葉が他と違うのは仲間は絶対に守るってこと。誰かがミスって首といわれた時、他労組じゃおかしいって言うと会社ににらまれるから言えない。ミスした奴が悪いってなっちゃう。動労千葉は仲間を守って闘う。東労組でダメだと思ったら、いつでも動労千葉に来て下さい。

ニュースへのリンク