2014年11月27日木曜日

外注化阻止ニュース 第150号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


外注化中止し定年延長を
安心して働き経験や技能を得られる職場に

 JR東日本では今後10年の間に2万5800人(全体の43・4%)が退職します。JR東日本は、これを逆手にとって外注化の拡大に突き進んでいます。
 千葉支社管内でも10月以降、東船橋駅など8駅の全業務と両国駅の東口改札などの業務委託が強行されました。東京駅では、新幹線の改札
70人分の業務が外注化されました。
 JRは「高齢者の雇用の確保」を外注化の理由としています。それは定年延長すれば解決することです。JRは60歳定年後の再雇用先を外注先に限定することで「高齢者の雇用の確保」と言っているだけなのです。
 外注化は雇用の確保にはなっていません。現実に起きているのは〈雇用の破壊〉です。
 委託された業務では、下請会社の労働者がほとんど教育や経験もないまま従事させられています。
 千葉支社で先行的に外注化された車輪転削業務についてJRは「今後は下請会社が採用した労働者だけで行わせる」と公言しており、定年退職後の再雇用者が入る余地はありません。
 JR東日本は、大量退職の一方で新規採用を抑制し、新規採用が現在の水準のままでは10年後には実質8800人の要員減となります。放っておけばものすごい労働強化といっそうの 外注化が進められます。

運転士も過酷な労働強化

 運転士にも過酷な労働強化が進んでいます。今までは一つの行路で運転していた列車をいくつかに分割し、他の行路につけ加えて運転させています。1勤務あたりの業務量が増え、拘束時間が3時間近く長くなった勤務もあります。
 大量退職問題は、1987年の国鉄分割・民営化がもたらした要員上の大きな矛盾です。JR北海道の安全崩壊を指摘するまでもなく、経験豊かなベテラン層の大量退職は重大な問題です。それを開き直り的に外注化に突き進んでいるのがJR東日本です。
 労働者が安心して働き続け、経験や技能をきちんと蓄積できる職場をつくろう。動労千葉に加入し共にJR東日本の外注化をとめよう。

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