2015年3月19日木曜日

外注化阻止ニュース 第165号

http://www.geocities.jp/siensurukai_santama/index.html#%E5%A4%96%E6%B3%A8%E5%8C%96%E9%98%BB%E6%AD%A2%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9


駅業務はJESSへ/CTSも分社化
さらなる労働条件の悪化と賃下げ

 JRでグループ会社も含めた大再編が始まろうとしています。
 現在、千葉支社管内では63駅の業務がJR千葉鉄道サービス(CTS)に委託されています。しかし7月以降、「JR東日本ステーションサービス」(JESS)に委託先を変更する動きが出ています。
 JESSは、一昨年4月に発足したばかりで、主に東京での駅業務を受託しているJRの子会社です。「東日本環境アクセス」の駅業務事業部門を分割し、駅業務専門受託会社として設立されました。
 これは、千葉でも各部門ごとに分社化していく動きです。CTSで働く労働者に強制出向や転籍、契約打ち切り・首切りが狙われていることは明らかです。

正社員でさえ昇給は生涯3回

 JESSの正社員は「エキスパート社員」から出発して「キャリア社員」に登用されないか ぎり、生涯で定期昇給があるのは勤続5年/10年/15年のわずか3回だけとなります。しかも昇給幅は5千~8千円、最大でも1万円です。
 「正社員」でさえこの現状です。分社化によって契約社員やパート社員の条件がさらに切り下げられることは明らかです。

大再編で労働条件も解体

 駅業務の分離されれば、次はCTSの〈清掃部門〉と〈仕業・構内業務〉への分割です。これを通して賃金や労働条件のさらなる切り下げが狙われています。
 3月14日のダイ改で北陸新幹線の在来線である北陸本線と信越本線が第3セクターになりました。水戸・いわき・高崎・前橋・宇都宮などの駅ビル会社は4月から孫会社化されます。
 今秋には、千葉運転区と千葉車掌区の廃止・運輸区化が狙われています。グループ会社も含め、JR全体の大再編が始まっています。
 狙いは、会社の輪郭を失うほどの全面的な外注化です。外注先もさらに孫請け化し非正規雇用化・低賃金化を狙っているのです。

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