2015年3月3日火曜日

DC通信No.208

 委員会宣言

 本日われわれは、DC会館において第72回定期委員会を開催し、外注化攻撃粉砕、定年延長の実現、65歳まで働ける労働条件と職場の確立、1047名解雇撤回、貨物賃下げ攻撃粉砕・15春闘勝利、戦争への道に突き進む安倍政権打倒に向けた新たな闘いの方針を決定した。
 1047名解雇撤回闘争は、最高裁10万筆署名の力が最高裁を追い詰め、昨年末の反動判決を出すことを許さない情勢をつくり出した。
28年間の闘いが「採用」の過程で何があったのか、その真実を反論の余地の余地がないまでに明らかにした。
「判決待ち」に陥ることなく最高裁で解雇撤回、JR復帰の勝利判決を全力でもぎ取ろう。
 JR東日本は、「限られた経営資源の集中」「東京70ー80㎞圏全列車直通」という経営方針を発表した。
3月ダイ改の特急廃止・削減は始まりでしかない現実を許してはいけない。
成田・成東、君津、上総一ノ宮以東のJR労働者を含めた、切り捨て第三セクター化が画策されている。これに対してわれわれは「特急列車廃止・削減絶対反対」を3月ダイ改阻止闘争の最大の課題として位置づけ、ストライキを配置して闘います。
 JR体制大再編が文字通り「第二の分割・民営化」攻撃として襲いかかろうとしてる。「去るも地獄、残るも地獄」の現実をもたらす、鉄道事業の全面外注化攻撃だ。JR大量退職問題は国鉄採だけの問題ではなく若い平成採も含めた問題だ。
運転士が体を壊しても下りる職場が全くない現実を許してはいけない。
 「外注化粉砕・定年延長を」「組織破壊攻撃を粉砕し、65歳まで働ける労働条件を絶対に勝ち取ろう」という当たり前のスローガンが階級的要求になっている。
 動労千葉―動労総連合は、国鉄民営化という戦後最大の労働運動解体攻撃に立ち向かって団結を守り闘い抜いてきた。この30年の国鉄闘争こそが反撃の決定的重要性を持っている。
 動労千葉は、2014年の外注化粉砕の2波のストライキをもって新たな地平へ踏み出した。外注化攻撃の弱点は、安全問題であり、下請け労働者への犠牲を転化することによってしか成立しないところにある。JR―CTSを貫く組織拡大を実現して、仕事と労働者を取り戻し外注化粉砕を勝ち取ろう。15春闘を期して、CTSにおける賃金・労働条件の抜本的改善を求め闘いを開始する。
 JR貨物賃下げ攻撃は、労働者の誇りも生活も破壊尽くす攻撃だ。労働者の権利と未来をかけて絶対反対で闘おう。
 安倍政権は昨年、憲法を踏みにじり集団的自衛権を行使するという閣議決定を強行した。1月の「日本人人質事件」は、安倍が、資本主義のなりのはてに、資本家どもを食わせるには「戦争する国」でしか延命できないと暴走したからだ。しかも、この5月、6月には「集団的自衛権関連法」なるものを一括して国会に上程すると言っている。戦争は主本主義の究極の労働者搾取だ。人の命の搾取なしには成り立たない。絶対、戦争など許してはいけない。
労働者には国境も領土も存在しない。労働者の国際連帯こそが戦争を止める力だ。
 韓国民主労総は、朴政権打倒のゼネストに立ち上がる連帯して闘おう。
 なにより求められているのは、敵の組織破壊攻撃を跳ね返し、組織拡大闘争に勝利することだ。
 全組合員の総力をあげて、団結の強化・組織拡大闘争に総決起しよう。
右、宣言する

 2015年3月1日
国鉄千葉動力車労働組合 第72回定期委員会

通信へのリンク