2017年4月13日木曜日

外注化阻止ニュース 第313号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka313.pdf


CTSは必要な費用をJRに要求せよ
新賃金で団体交渉
事業所間格差は早急に対応を

 動労千葉は4月4日、4月1日以降の新賃金についてJR千葉鉄道サービス(CTS)と団体交渉を行いました。組合から要求の趣旨説明、会社が
16年度の決算予測の説明を行いました。
 CTSの16年度の営業収益は36億4300万円(前年比2億2700万円減)、営業費用が35億8600万円(同1億4200万円減)で、営業利益は5600万(対前年比8500万円の減)とのことでした。

1年で3分の1が辞める職場

 組合からは「毎年、決算予想を見せられ『余裕がないから上げられない』と言われても納得いかない。毎年3分の1の人が辞めている。働き続けられない現状をどう思っているのか」
 「どうやって賃金を決めているのか。毎年ギリギリの決算を出し『金がないから出せない』ではすまされない。『清掃の仕事にはこれだけの費用が掛かる』『これだけの金額を出さないと現場はもたない』とJRに突き付けていくしかないのではないか」と追及しました。
 会社は「昨年10月には契約・パートを、今年4月には社員の賃金を改善した」と回答しましたが、最低賃金の引き上げや新卒プロパー社員のあいつぐ離職に迫られたための改定であり、金額的にも問題にならないレベルです。
 組合からは、社員は3万8000円引き上げ、契約・パートは一律時給1500円への引き上げを強く求め、さらに契約社員については月額給に戻すように求めました。
 また、深夜早朝手当の事業所間格差はあまりに理不尽な格差であり、早急に対応するよう強く要求しました。

同じ仕事をしているのに

 最後に、参加した組合員が「アンケートで『生活費が足りない』と答えた人が90%以上。この数字を少しでも減らしてほしい。ボーナスについても、同じ仕事でなぜここまで違うのか。社員は何十万円も出るのに契約社員や微々たるもの。ここも改善してほしい」と訴えました。




新賃金要求(概要)
・基準内賃金を38000円引上げ。職務給に重点的に配分
・契約・社員について月給制に戻すこと
・契約・パートは、時給換算で1500円への引き上げ
・住宅手当の新設。契約・パートへの扶養手当の支払い
・契約・パートの夏季手当・年末手当を社員と同基準で支払え
・深夜早朝手当の事業所間格差の解消。一律1500円の支給
・ポリッシャー手当等、昨年10月に廃止した作業手当の復活

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