2017年11月30日木曜日

外注化阻止ニュース 第348号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka348.pdf


深夜早朝手当を一律1500円に
最大6倍の格差
事業所間格差の即時改善を

 動労千葉は11月20日、JR千葉鉄道サービス(CTS)と年末手当に関する団体交渉を行いました。
 冒頭、組合から「夏期手当・年末手当は、基本賃金が足りず生活費の穴埋めになっているのが現状であり、死活的な要求。社員と契約・パートを同じ基準での支払いを求める」と申し入れました。
会社 今年上期はマイナスではないが大きく利益が上がっているわけではない。年末手当3・7カ月の要求は厳しい。
組合 会社の経営がどうあれ、社員が生活できる賃金を出すのが当然。役員が身銭を切ってでも出すべき。社員の存在なしに役員の報酬など存在しない。CTSの役員は総額でいくら受け取り、いくらの増額なのか。それが明らかにならなければ『厳しい』 と言われても議論にならない。
会社 手元に資料がないから答えられない。
組合 昨年10月(有期社員)、今年4月(社員)の賃金引き上げ分は、JRとの契約更新に反映されているのか。
会社 そういう契約にはなっていない。
組合 賃金引き上げ分を契約に盛り込まなければ減益になるのは当然。そこの努力なしに『今年は増収だが減益だ。年末手当は厳しい』と言われても誰も納得しない。
深夜早朝手当の即時引き上げを

 さらに組合から、懸案の深夜早朝手当改善について会社を追及しました。
組合 深夜早朝手当は検討しているのか。
会社 シミュレーションはしてみた。一律1500円は経営を圧迫する。
組合 本来、払われるべき手当がこれまで払われてこなかった。同じ深夜帯に仕事をしていて6倍の開きは説明がつかない。早急な改善を。
会社 会社としても問題意識は持っている。次はこの問題と思っている。可能な時期がくれば実施したい。
組合 先送りで半年以上たっている。もっと具体的な議論をする必要がある。
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