2018年2月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第356号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka356.pdf


鉄道と地域 きり捨てるな

 内房線はこの間、特急列車が廃止され、昨年のダイ改では昼間帯の館山直通列車が廃止になるなど地域切り捨てが強行されてきました。
 地元で結成された「内房線と地域を守る会」は、地域と鉄道を守る活動を続け、「JR東日本内房線の利便性及び安全性向上を求める署名」5467筆を11月29日にJR東日本と国土交通大臣あてに提出しました。
 国交省の審議官は「地方の鉄道については地域と相談するのが一番いい形」、JRも「しっかり受け止めていきたい」と対応しました。
 しかし今年3月ダイ改では館山~安房鴨川間1往復の削減が提案されました。会社が房総南線のワンマン運転化や別会社化も狙っていることは間違いありません。
 内房線と地域を守る会が実施したアンケートで南房総地域の5高校2183人の学生のうち、半数以上の1108人がJRを利用していることが分かりました。
 しかも、削減が提案された館山から安房鴨川方面の駅を利用する学生が62%、692人もいることが明らかになりました。

全国で相次ぐ列車削減

 外房線では5本の列車削減が提案され、そのうち4本は茂原や上総一ノ宮以南が切り捨てられています。首都圏70㌔圏外の切り捨てです。
 JR東日本全体でも列車削減やワンマン運転化が相次いで提案されています。JR北海道は営業路線の約半数を「維持困難」とし、JR九州は発足以来最大の117本の運行削減と発表したことに対し、怒りと批判が殺到し、社長が「自治体の実態を把握できていなかった」と見直しを明言する会見に追い込まれました。
 民営化以降、利益が最優先となり、地域の生活が犠牲にされています。列車削減は、乗務員の合理化・労働強化と一体の問題です。
 動労千葉は地域住民と共に列車削減反対を闘っています。2月4日には内房線と地域を守る会の1周年集会が開催されます。


2・4内房線と地域を守る会
結成1周年集会
日  時 2月4日 14時~
     館山商工会館2階大ホール   
呼びかけ 内房線と地域を守る会