2018年2月16日金曜日

闘いなくして安全なし No.153

http://www.doro-chiba.org/ga/tn153.pdf


鉄道と地域の切り捨てに怒り
内房線と地域を守る会1周年集会に150人

 2月4日、「内房線と地域を守る会結成1周年集会」が開催され、内房線や、外房線、久留里線の沿線の住民、動労千葉組合員など150名を超える参加者が集まりました。

地域をあげた1年間の取り組み

 内房線と地域を守る会は昨年来、首長や議員、各市町村議会への要請行動、署名活動、利用者や高校生へのアンケート活動などに取り組んできました。
 そして、11月29日にJR東日本本社と国土交通省に5467筆の署名を提出しました。集会では1年の活動の前進が報告され、地域住民からは様々な意見が出されています。
 集会でははじめに松苗代表があいさつし、「安房地域の5つの高校の校長先生が全校生徒からのアンケートをまとめてくれたり、観光協会や館山の市職員や商店街など多くの人々が署名集めに協力してくれた」と、地域と鉄道を守るための活動が広がってきたことを報告しました。
 その後、富津市選出の吉本充県議、かずさ住民の足を守る会、袖ケ浦市民の望む政策研究会、千倉町出身で国土交通省とJR東日本本社への署名提出に尽力した参議院議員の青木愛さんらが来賓のあいさつを行いました。

外房線からも列車削減反対の声

 集会には1月に結成された「外房線と地域を守る会」代表の藤平輝夫元勝浦市長も参加しました。「JRは地域の住民に説明もなく列車を削減してきた。市民が主権者だ。地域がまとまり声を上げなければならない」と訴え、3月10日に勝浦での集会を開催すること、内房線と外房線でともに同じ目標に向かって進みたいと思いを語りました。
 列車削減は、地域住民にとって生活そのものが成り立たなくなるような深刻な問題です。集会には地域と鉄道を守りたいという地域住民の思いが溢れています。
 公共交通を担うJRが簡単に列車を削減するなど許されません。地域住民を顧みず、利益を優先して列車を削減するJRに対し、怒りの声がわき上がっています。房総半島が一体となった「地域の反乱」が始まっています。

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