2018年2月15日木曜日

外注化阻止ニュース 第358号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka358.pdf


「駅清掃の休憩所はあまりにひどい」
エルダー組合員
〝最低限のことは言っていく〟

 劣悪な作業環境が問題になっている駅舎清掃の職場の現状についてCTS南船橋事業所で働くエルダー組合員に聞きました。

――南船橋事業所の担当する仕事は?


 京葉線の千葉みなと駅~潮見駅まで計13駅の駅舎清掃です。9駅を担当しています。海浜幕張駅はとにかくお客が多くて大変。トイレットペーパーの補充もお客と一緒に並んで空いたらパッと入れる感じ。女性トイレもそうだから変な目で見られる。イベントかあるとたまったもんじゃない。

――事業所全体の人数は?


 定数は49人だけど今は46人。休日勤務や勤務変更でやりくりしている。車両清掃だと人数が足りてなくてもやる場合もあるかもしれないけど、駅清掃の場合は一人仕事だからそれができない。欠員を埋めるので必死。

――休憩所の現状は?


 千葉みなと駅が一番ひどい。写真をみてほしい。高架下でコンクリも打ってない吹きさらしで壁もない。ほこり・砂まみれで風が吹いたらすごい。
 本社の連中が一回見に来た。「これ見て、どう思うんだよ」って言ったら「ひどいですね」とさすがに言ってたよ。
 一息つくのもここしかない。夏は暑いし冬や寒い。いられないよ。電灯や荷物棚も最近ついたばかり。

――食事は?


 ここで食ってる人もいる。俺も一回だけ食べたことあるけどやめた。近くで飯を食うところもないから稲毛海岸駅に移動して食べることにしてる。

――他の駅の現状は?


 葛西臨海公園駅は畳3~4枚ぐらい駅の一角をかこって机とイスが置いてあるだけの部屋がある。いちおう飯が食えるからまだ良いほう。エアコンはないけど、間仕切りで半分に区切った部屋だから、〝おこぼれ〟でエアコンの冷気が入ってくる。

――最後に一言。


 あまりにひどいから最低限のことを言っているだけ。事業所の人にも「なんかあったら俺が言ってやるから」って言ってる。でもエルダーで働いて実感したのは、闘わないと何も良くならないということかな。

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