2019年1月18日金曜日

闘いなくして安全なし No.197

http://www.doro-chiba.org/ga/tn197.pdf


動労千葉が闘争体制確立を指令
千葉運輸区長は「見極め」やめろ!

 1月7日、動労千葉は支部代表者会議を開催し、とくに千葉運輸区における「見極め」中止に向けた闘争体制確立を指令しました。

乗務員への侮辱行為そのものだ

 千葉運輸区ではエルダー運転士になる者に「見極め」と称して、見習い時に行う40頁もの〝知悉度試験〟が行われています。すでにエルダー運転士として就労する労働契約が結ばれているにもかかわらずです。
 今日まで40年以上にわたって乗務してきた運転士が、明日からまた乗務するだけのことです。会社としてもそれを認めているのです。
 それを現場長の判断だけで「見極め」を強制する必要も根拠もありません。実際、他区でも行われておらず、運転士に屈辱を強いる嫌がらせ行為以外の何物でもありません。
 当該組合員の千葉運転区支部・福島さんは、「JR最後の日にこんなことをやらせるのは納得できない。白紙で出す。すでにエルダー再雇用の契約は結んでいる。取り消すというならやってみろ」と決意を語っています。

3月ダイ改との闘いの突破口


 乗務員勤務制度の改悪は、乗務員という考え方を解体し、すべての職種に攻撃を拡大し、労働者の権利や労働条件の解体を狙うものです。その乗務員勤務制度改悪を前提にした3月ダイ改が提案されています。ダイ改提案では行路数を増やさずに短時間行路が設定され、他行路の拘束時間が拡大しています。
 また、「新乗務員勤務制度の高度な活用」と称して乗務員基地再編が計画され、テレワーク導入やフレックスタイム制のコアタイム廃止の就業規則改定も提案されています。
 動労千葉は「見極め」中止へ闘い、3月ダイ改―乗務員勤務制度改悪阻止の突破口を開こうとしています。すべての仲間は動労千葉とともに、職場から声をあげよう。



【闘争指令】

 千葉運輸区における「見極め」の強制は、乗務員に屈辱を強いる許し難い問題であり、全組合員の闘争課題と位置づけて闘いを配置し、「見極め」の中止を求めることとする。
 さらに、3月ダイ改―乗務員勤務制度改悪阻止に向けた突破口を切りひらく闘いと位置づけて闘うこととする。
 従って、各支部は、何時いかなる時でもストライキに起ちあがることができる闘争体制を確立すること。

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