2019年1月9日水曜日

闘いなくして安全なし No.196

http://www.doro-chiba.org/ga/tn195.pdf


内房線・外房線と地域を守る会
JR千葉支社要請行動 署名1万2227筆を提出

列車復活・ワンマン化反対等を要請

 昨年12月25日、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会がJR千葉支社への要請行動を行い、外房線と地域を守る会から署名1万2227筆を提出しました。
 内房線関係では館山―千葉間の直通列車、特急列車の復活を強く要請し、外房線関係では昨年3月ダイ改で茂原、上総一ノ宮以南の列車が5本削減されたことに強く抗議しました。内房線・外房線を利用する高校生のアンケートも用いて、列車増発の必要性やワンマン化や列車削減の問題を明らかにしました。
 地域との話し合いもなく一方的に列車を切り捨てることへの強い怒りに対し、千葉支社は「今後も情報の共有、意見交換の場を持つ」と応じざるを得ませんでした。
 地域住民にとって列車削減は深刻な問題です。それは人口1万8千人弱の勝浦市を中心に1万2千筆超の署名が集まっていることからもわかります。

中央線沿線でも「絶対反対」の声

 次期ダイ改では、特急「あずさ」が山梨県3駅(石和温泉、山梨市、塩山)に停車しなくなり、特急の停車本数が石和温泉駅で10本減、山梨市、塩山駅も6、7本減少する計画が発表されています。長野県では、上諏訪駅で上下各1本が通過、下諏訪駅は停車本数が上下計16本から計4本に大幅に減少、岡谷駅、富士見駅も大幅減少するとされています。
 「住民生活や観光、経済などに影響が大きい」「乗り換えが不便になれば、観光客の減少につながる」「納得できない」「事前説明もなく、あまりに唐突で乱暴」。地域からは不安と怒りの声があがっています。
 石和温泉駅には地元関係者で設立された峡東3市市民の会によるのぼり旗がたち、「JR中央線ダイヤ改悪 絶対反対! あずさが1本も止まらなくなる!」と書かれています。
 特急削減の理由は、「首都圏までの速達性向上」とされています。しかし、3時間程の新宿―松本間で平均短縮時間はわずか6分。
 どこまでも効率化を優先し、地域の生活も鉄道の安全も切り捨てる。公共交通機関である鉄道会社の責任を投げ捨て、利益を追求する。こんなあり方は絶対に許されません。

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