2019年2月13日水曜日

外注化阻止ニュース 第411号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka411.pdf


過労と睡眠不足を改善せよ
京成バスで指名スト
嘱託社員の正社員化・雇止め中止を要求

 京成バスで2月6日、ちば合同労組による指名ストが行われます。嘱託社員を正社員にすること、契約満了という形式を悪用した雇い止めをやめることを求めるストライキです。
 3年半で数回の遅刻が雇い止めの理由とされていますが、実際は、過労と睡眠不足が原因だと指摘したことへの報復的雇い止めなのです。


 いま全国のバス運転手は、過労と睡眠不足、仕事に見合わない低賃金に苦しんでいます。このため運転手不足が深刻化し、各地で減便や路線廃止などの問題が起きています。
 ところが京成バスは、離職を防ぐ方法として武士道に着想を得た「運転士道塾」を立ち上げ、精神論で乗り切ろうとしています(記事)。

4時間睡眠で出勤する日も

 京成グループ会社で働く運転手からは「午前4時に出勤して翌日の午前1時(21時間!)まで働くこともある」など驚くべき実態も。
 厚生労働省が定めた勤務間インターバル8時間も守られていません。ダイヤでは「8時間+数分」など法律ギリギリの勤務間インターバルが設定されていても、実際には給油・モップかけ・忘れ物対応・洗車・片付けなどの労働時間がカウントされずに、睡眠が4時間で翌日の乗務をこなす場合もあるのです。
 今回のストにはツィッター等の閲覧数が50万を超え、大きな反響を集めています。バス運転手の過酷な職場環境を告発し、改善させる闘いです。

 【応援の声】運転士さんの待遇は、バスの利用者が安全にバスを利用できる条件です/京成バス利用者は、会社に「不便だ。要求をはやく飲め」とやったほうがよい。まちがっても労組に抗議しちゃダメ/バスを安定して存続させるためにも労働環境の改善は急務/大きな影響を与えて下さい。全国の運転士が注目しています/睡眠時間足りてへんのか。みんなが健康的に働くことは基本中の基本や、支持するで!