2019年2月15日金曜日

闘いなくして安全なし No.201

http://www.doro-chiba.org/ga/tn201.pdf


水戸支社 要員53名減と超長時間行路
3月ダイ改・乗務員勤務制度改悪に反撃を

 3月ダイ改は乗務員勤務制度改悪強行と一体で、JR発足以降かつてない乗務員に対する激しい攻撃の出発になろうとしています。

拘束23時間超の行路が次々に

 水戸支社では、列車体系は基本的に同じで業務量が変わらないにもかかわらず、3月ダイ改だけで22名減(左図参照)という要員削減が提案されています。昨年10月に強行された特急の車掌一人乗務と水郡線ワンマン運転拡大による車掌31名削減と合わせると、運輸関係53名減とういう驚くべきものです。
 一支社で一度にこれだけの要員削減が行われるというのは、本当に異例です。
 激しい要員削減は、極度の労働強化と一体です。
 運転士の泊行路のうち拘束23時間を超える行路が、土浦で18本中10本、いわきで11本中6本となり(現行では0本)、拘束24時間を超える行路まであります。
 例えば、勝田206行路は朝8時23分発から23時45分着まで普通列車ばかりに乗務して、乗務時間は9時間7分
。土浦64行路では、土浦出区から9時30分発に始まり23時45分着まですべて普通列車で、乗務時間は8時間20分
。いずれの行路も出勤は7時台です。安全に乗務できる範囲を完全に超えています。

正念場の闘いが開始される

 今回のダイ改では、乗務員勤務制度改悪の本格的な適用には至っていません。その段階でこれだけの攻撃が行われています。本格適用の条件が揃えば、あらゆる職場に激しい攻撃が開始されることは間違いありません。
 それは乗務員だけでなく、JRで働く全労働者の権利を奪うための攻撃でもあります。
 会社は東労組解体に乗り出しましたが、東京など3地本だけでなく、現在の東労組本部派も含めて解体する構えです。労働組合を職場から一掃しようとしているのです。
 黙って会社の好きにさせるわけにはいきません。会社施策を止める力は、現場労働者の団結と職場からの闘いにこそあります。職場から闘う労働組合の復権をかちとろう。

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