2019年2月21日木曜日

日刊動労千葉 第8582号

3・10外房線地域集会の成功を
弁護団総会を開催

3・10「外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会」の成功かちとろう
https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8582/

  3月10日、「外房線と地域を守る会」の主催で「外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会」が開催される。集会成功に向けて、地域の仲間とともに闘いぬこう。

列車削減は切実な問題

 昨年3月ダイ改では、茂原や上総一ノ宮駅から勝浦駅にかけて外房線で5本の列車削減が行われ、勝浦へ向かう千葉駅20時台発の列車が一本もなくなった。その一方、今年のダイ改では、外房線での闘いの中で20時24分発大原行が勝浦行へと延長された。小さくとも、運動は前進している。
 この間JRは、「儲からない」とローカル線を次々と切り捨ててきた。だが、JRは国鉄を継承し、公共交通機関を担う会社だ。地域生活よりも利益を優先するなど、許されることではない。
 実際、地域社会にとって列車切り捨ては深刻な問題だ。人口減少―過疎化や産業空洞化、学校の統廃合などが顕著になっている中で、観光を地域活性化の中心にしている地域が多くある。
 列車削減は地域の活性化に水を差し、通勤・通学が不便になれば人口減少に拍車をかけることにもつながる。 また、上総一ノ宮駅以南でのワンマン運転導入の計画は、外房線の分離につながる攻撃だ。

地域の仲間とともに闘おう

 「外房線と地域を守る会」は昨年7月に結成総会を開催し、「外房線の利便性及び安全性向上を求める署名」運動を展開した。その中で多くの利用者・住民、自治体等から1万2千筆超の署名が寄せられている。それだけ地域の怒りは深いということだ。
 地域の仲間とともにJRの地方切り捨て攻撃阻止へ闘おう。3・10外房線集会への大結集をかちとろう。
外房線の利便性向上と地方の発展に向けた地域集会
日時:3月10日(日)15時30分~
場所:勝浦集会所(勝浦図書館2階・旧勝浦市役所)



19年 動労千葉弁護団総会を開催

https://doro-chiba.org/nikkan_tag/8582/

1047名解雇撤回!外注化粉砕!
裁判闘争勝利へ全力で闘おう


 2月14日、19年動労千葉弁護団総会を開催し、葉山弁護団長をはじめ各事件の担当弁護士が参加した。
 冒頭のあいさつで葉山弁護団長は、1047名解雇撤回をめぐる裁判で隠された真実を暴きだし、「JRに責任あり」を明確にしたことを述べた上で、「JR東の団交拒否は明確な不当労働行為で重大事態」「労働委員会は団結権擁護が根本的任務。JR東、経団連、安倍政権に加担して門前払いするというのは犯罪的行為」と断罪した。 そして、47名の大弁護団のもとで行政訴訟を開始したことを報告し、「この裁判は千葉県労働委員会闘争であると同時に、1047名解雇撤回・原職復帰闘争の基軸をなす闘い」と訴えた。 最後に、「弁護活動について率直な討論を通じて今後の活動の糧としたい」とあいさつを締めくくった。
 動労千葉からの報告を行った田中委員長は、東労組崩壊情勢の中、徹底した組合つぶしが行われていること、CTS職場代表選挙での勝利など、この間の動労千葉の闘いを報告した。また、昨年3月に開始した改憲阻止大行進運動の前進を報告するとともに、「非正規職しかない社会」を許さない闘いを展開する必要を訴えた。職場闘争については、「自動運転などAI化を打ち出しているが、第3の分割・民営化攻撃は必ず破綻する。すべてを組織拡大の観点から闘いぬく」と決意を語った。
 討論では、結審が狙われている出向無効裁判控訴審をはじめとした各事件の検討が行われた。また、休憩中にカメラで撮影することの問題点、「組合員でないこと」を加入条件とする社友会推進の不当労働行為性について議論された。闘争勝利に向け、職場での闘いと一体で、裁判闘争を弁護団とともに闘いぬこう。

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