2019年6月12日水曜日

日刊動労千葉 第8637号

6・5千葉県労委抗議・再審査申立行動
怒りも新たに
国鉄1047名解雇撤回に向けて闘いぬこう!

 6月5日、われわれは千葉県労働委員会に対して反動決定に対する徹底した抗議をたたきつけ、中労委での再審査を申し立てた。

千葉県労委の反動決定に抗議し、再審査申立てを行う (6月5日千葉県労働委員会)

これが労働委員会の姿か!

 まず、行動にあたって抗議文を読み上げ、参加者から怒りの声をたたきつけた。
決定は、組合主張について何一つまともに検討していない。設立委員会による不当労働行為についても「不当労働行為を行ったと疑わせるような証拠はない」の一言だ。
 われわれは、不採用基準そのものが不当労働行為であったと最高裁で認めさせた。その基準の策定を指示したのが斎藤英四郎JR設立委員長であり、第3回設立委員会で正式に決定されていたことも突き止めた。それがなぜ、何の事実調べもなく「不当労働行為はない」と断言できるのか? 労働委員会はこのことについて、審理中も決定書の中でも何一つ見解を明らかにしてさえいない。村上公益委員の審理拒否の姿勢そのままの怒りに堪えない決定書だ。
 しかも、決定は村上公益委員の審理拒否を争う行政訴訟のさなかに行われている。労働委員会規則も無視した村上公益委員の審理打ち切りの不当性は完全に暴かれている。その裁判所の判断を待つことさえせず、決定を出して裁判打ち切りを狙ったのだ。
 なぜ、事実調べさえ行わずに審理を打ち切る必要があったのか? 裁判所の判断を待たず、慌てて決定を出さなければいけない理由は何なのか? 労働者の裁判を受ける権利も、労働委員会を受ける権利も否定するに等しい行為だ。どこまで労働者を愚弄すれば気が済むのか! これが「労働者救済機関」であるはずの労働委員会の姿か!
 怒りの爆発に、労働委員会事務局は「いただいた意見は公益委員に伝える」「決定書を読んでくれとしか言えない」「再審査で争ってくれ」と言うことしかできなかった。

怒りをもって新たな闘いへ!

 6月21日の行政訴訟をめぐっては、「裁判で不当性を争うのは最終的な決定が出てから」という形での打ち切りが狙われている。だが、村上公益委員は審理開始当初から「最高裁に反する命令は出せない」と言い放ち、審理をまともに行おうともしなかった。「審査が開始された以上、事実調べを行う」という労働委員会としての当然の原則さえ踏み破って打ち切りを宣言した。
 こんなことが許されるなら、われわれの労働委員会で公正な審理を受ける権利はどこへ行ってしまうのか。審理全体が不公正なまま、決定に至るなど許されていいはずがない。
 不当労働行為の責任はJRにあり! 真実を押し隠す千葉県労委徹底弾劾! 労働委員会の審理拒否ゆるすな!
 6・21裁判闘争に結集し、不当決定を徹底弾劾しよう。怒りをもって新たな闘いにうってでて、今こそ国鉄1047名解雇撤回をかちとろう。

千葉県労委の反動決定弾劾!村上公益委員の審理拒否許すな!
6・21千葉県労委審理拒否事件 第3回裁判に結集を!
6月21日(金)11時~ 千葉地裁601号法廷にて
(10時15分 千葉県労働委員会前集合)

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