2019年7月24日水曜日

外注化阻止ニュース 第435号

https://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka435.pdf


今こそ大幅賃上げの声を!
〝日本の賃金水準 20年間で9%下落〟

 左は3月の日経新聞の記事です。
 「日本の賃金が世界で大きく取り残されている。過去20年間の時給をみると日本は9%減り、主要国で唯一のマイナス。国際競争力の維持を理由に賃金を抑えてきたため、欧米に劣後した」と書いてあります。

他の主要国では87~55%も増加


 同じ時期に、英国は87%、米国は76%、フランスは66%、ドイツは55%も増えています。韓国は2・5倍。この20年間、日本でいかに異常な事態が進行したのかが分かります。
 第2次安倍政権の6年で非正規労働者の数は309万人も増加し、いまや全体の39%に達しています。1600万人以上の労働者が年収200万円以下で働き、他方で、企業は内部留保をため込み、富裕層も増えています。

なおも続く安倍政権の賃金破壊

 こういう状況のなかで、安倍首相は「働き方改革こそ、安倍政権の最大のチャレンジだ」と言って雇用・賃金の破壊を続けています。
 多くの職場では18年以降、「無期雇用転換(5年ルール)」とはうらはらに、無期転換を回避するための雇い止め(解雇)が行われました。
 今年4月から「高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ制度)」や裁量労働制の拡大が実施され、8時間労働規制が骨抜きにされました。
 「同一労働同一賃金」の名のもとに非正規とほとんど変わらない「名ばかり正社員」が大量に生み出されています。それどころか「雇用契約によらない働き方」と称して、労働基準法や最低賃金法、社会保険も適用されない〝働き方〟を推進しています。

社友会ではなく労働組合に

 JR東日本は、安倍政権に同調し、あらゆる施策を通して、雇用や賃金を破壊しようとしています。労働組合をつぶして社友会に置き換え、やりたい放題をめざしています。大幅賃上げを大きな声で叫ぶ時です。社友会ではなく労働組合に入ろう!

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