2019年8月1日木曜日

外注化阻止ニュース 第436号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka436.pdf


低賃金化のための社友会
労働者の権利を守るのは労働組合だ

 正社員なのに何年勤めても賃金がほとんど上がらず、「正社員なのに低賃金」という労働者が増えていることが問題になっています。
 JR貨物では今年4月から全面的な評価制度を導入した賃金制度に改悪されました。会社からの評価が上がらなければ、賃金も上がらない仕組みです。その年齢別の最低保障賃金は45歳時点で22万円弱です。
 安倍政権は「同一労働同一賃金」「非正規という言葉をなくす」と言っていますが、その実態は真逆です。正規を非正規に合わせるかたちで「同一賃金」を語り、「非正規をなくす」と話しているのです。

不利益変更に〝同意〟させる仕組み

 いま会社が進める「社友会」は、低賃金化のための施策です。賃金制度の改悪は、就業規則の「不利益変更」の手続きとなります。そのためには過半数代表者の同意が必要となります。社友会を通して現場労働者を黙らせ〝同意〟させる仕組みを作ろうとしているのです。
 社友会だけは入ってはなりません。社友会は会社のために労働者の権利を奪うための組織なのです。
 労働者の権利を守るのは労働組合です。社友会ではなく、労働組合に入ろう! 職場に闘う労働組合を取り戻そう。

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