2019年8月27日火曜日

闘いなくして安全なし No.225

http://www.doro-chiba.org/ga/tn225.pdf


ワンマン拡大は安全破壊
ジョブローテーション・社友会攻撃打ち破ろう

 8月17日、JR外房線の誉田〜鎌取駅間の踏切で軽自動車が踏切内に入り、列車後方に衝突しました。けが人は出なかったものの運行は停止し、乗客は線路を歩いていくことになりました。

車掌削減は安全放棄そのもの


 会社はワンマン運転の拡大提案において、3〜6両の中編成はホームモニターさえつければ導入できるとしています。
 しかし、今回のように列車後方への衝突の場合、運転士だけでは衝突に気づかないことも考えられます。
 運行を続けてしまえば、さらなる事故に繋がりかねません。
 車掌が後方の安全確認を担当して、鉄道の安全を守っているのです。
 また、千葉では8月6日にも総武本線で踏切事故が発生しています。獣との衝突事故も多発しています。安全を確認できるまで、乗客を線路上に降ろすことはできません。災害時には、一晩車内で過ごさなければならないということも起こっています。
 指令とのやり取りや乗客の案内・誘導など、事故対応をすべて運転士一人で行って安全を守り続けるなどできません。ワンマン運転拡大・車掌削減は鉄道の安全放棄そのものです。

社友会ではなく闘う労働組合を


 会社は無制限なワンマン運転拡大で車掌の大幅削減を狙っています。それをテコに現場労働者の団結を破壊しようとしています。
 ジョブローテーション提案―運転士・車掌の職名廃止と「最大10年で異動」の次には間違いなく乗務手当廃止が準備されています。
 しかし、現場から怒りの反乱が起これば、攻撃はストップせざるを得ません。職場に闘う団結と労働組合がある限り、会社の攻撃は常に矛盾を吹き出し続けるからです。
 社友会はまさにそのための組織です。安全が破壊されても、仲間の生活と雇用が奪われても、声一つあげさせないための組織です。
 社友会にだけは入ってはなりません。職場に必要なのは闘う労働組合です。

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