2020年4月10日金曜日

外注化阻止ニュース 第474号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka474.pdf


JR東日本
「運転士・車掌」職名の廃止強行
動労千葉 「けっしてあきらめず闘う」

 JR東日本は4月1日、ジョブローテーション―「運転士」「車掌」の職名廃止を強行しました。本当に許せません。

労働者の誇り踏みにじる会社


 鉄道の歴史上、「運転士」「車掌」の職名が廃止されることは初めてです。その職名には鉄道の安全を守ってきた歴史と誇りが込められています。
 「同一担務は最大10年」「任用の基準」「多様な経験を」――このような会社のやり方は、運転士や車掌として経験を積んでいくことをあまりに軽んじるものです。乗客の命を預かって列車を運行している乗務員をなんだと思っているのでしょうか。
 会社は、「自動運転も可能」「将来はドライバレス運転」と言っています。しかし自動運転で実際に事故が起きています。どんなシステムも必ず欠陥が生じます。最後に安全を守るのは現場の運転士・車掌以外にいません。
 会社が進めていることは、乗客のためでも安全のためでもありません。労働条件を破壊し、人員を削減し、利益を追求するためだけです。

職場からの団結した闘いこそ力


 乗務員を「最大10年」で異動させ続けることになんの合理性もありません。現場から反対を貫き声をあげれば、会社も好き勝手に配転し続けることなどできません。
 会社の目的は、現場の労働者をあきらめさせ、抵抗できなくさせることです。そして、すべてのJR労働者の権利を根本から破壊しようとしています。
 だからこそ、決してあきらめず、この攻撃を絶対に許さない闘いが必要です。団結を守り、徹底して闘い抜けば必ず次の展望をつかむことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそういう闘いを実践してきました。


 ジョブローテーション―職名廃止は矛盾に満ち、地域住民や乗客からも驚きと怒りの声があがっています。職場からの闘いこそ理不尽な攻撃を打ち砕く力です。動労千葉とともに、ジョブローテーションを撤回し、職名を取り戻すために声をあげよう。

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