2021年9月15日水曜日

闘いなくして安全なし No.321


9/1動労千葉・JR本社
「現業機関における柔軟な働き方」解明交渉

「融合化」で鉄道の安全・専門性
軽視する会社の姿勢が明らかに

 9月1日、動労千葉は「融合化」提案の解明交渉を行いました。交渉では、駅業務の柔軟化などとともに、会社が乗務員に駅業務も行わせて労働強化と要員削減・合理化を狙っていることが明らかになりました。
 また、安全や鉄道業務の専門性を軽視する姿勢が示されました。「鉄道にとって一番大事なことは」という質問に会社は「ヒト起点」への変革、業務融合の後、ようやく「安全」について回答しました。回答資料にも「安全をどう担保するか」は書かれていません。
 コロナ禍を口実に鉄道業務をないがしろにして、利益だけを追求する会社の施策を許すことは出来ません。施策は矛盾だらけです。阻止する力は現場からの闘いにあります。動労千葉とともに反対の声をあげよう。


【職名を廃止する理由は?】

会社 系統を超えて業務を融合させ、様々な業務に従事してもらう。職名廃止で意識を変えていきたい。

【交番内に駅業務を組み込むのか】

会社 交番作成規定や交番の考え方は変わらない。交番内に研修などを入れるのと、駅業務を入れるのは同じ考え方だ。乗務員全員が駅・車掌業務をできるなら、交番の中に駅業務を組み込むこともありうる。

【行路の中に駅業務を追加?!】

会社 駅は今までの作業ダイヤの考え方を変える。A番は改札、B番は出札、C番は券売機などと固定されていた。誰がどの業務を行うかを柔軟化する。日勤帯は2人でいいとなれば1人は自由に動ける。
組合 乗務員は行路で仕事が決まっている。
会社 行き先地でその他時間として駅業務を指定することもある。そのためには駅側の業務が柔軟化しないと乗務員がスポット的に入ることも出来ない。

【標準数の考え方はどうなるのか】

会社 そもそも標準数という概念を見直す時期に来ていると考えている。業務を融合し、職名も統合する。要員管理をどうするかは今後の課題だ。

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